ひろゆき「位置エネルギーは嘘」は正しい 電気的地球科学が説明する重力の正体
―― 電気的宇宙論の専門家、平清水九十九が「位置エネルギーの嘘」を暴く!
今年8月になって、ひろゆき氏の「位置エネルギーは嘘」発言が再燃した。YouTubeで「位置エネルギーはない」と発言したことから、それはないだろうという素朴な疑問からかなり高度な反論までtwitterなどで話題になったというものだ。ひろゆき氏の主張の概要はこうだ。
「位置が上がり続けて最後に月まで高くなると無重力になるから位置エネルギーは0になる。エネルギー保存の法則から行くとエネルギーが突然0になるのはありえない。たまたま高いところにあったものがたまたま落ちたときにエネルギーに変わるときがあるよね。でも高いというのはたまたまであって、無重力になると意味がない」
ちょっとこれだけを読むと、なんかの言いがかりのような気がするが、確かに人工衛星などはある高さになると落ちてこない。しかし、大部分の人は中学の理科で位置エネルギーについて習ったはずだ。位置エネルギーは、質量×重力定数×高さだ。これがないとひろゆき氏は主張したのだから、反論があって当たり前だろう。しかし、筆者の主張する電気的地球科学から見れば、ひろゆき氏の主張は正しいのである。
高い”位置”にあるものが加速して落ちてくるのは重力による影響です。高い位置があるからエネルギーがあるとすると”便宜上”計算しやすいというだけです。 なので、位置エネルギーが存在するのではなく、重力が存在して、「位置エネルギーの公式」と呼ばれているもので重力の影響を計算しています。 https://t.co/rT5LFxgtBJ
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) August 11, 2021
ところで、位置エネルギーはニュートンの万有引力を根拠にしている。万有引力では、「地上と宇宙の重力は同じ」、「質量が重力を生む」と考えている。電気的地球科学はこの2つは、根拠がないと主張してきた。地上と宇宙の重力は違う力であるし、質量は重力を生まないのだ。宇宙では惑星同士がぶつかることがなく、太陽の周りをまわっている。これは引力だけでは説明できないことが18世紀の哲学者カントが指摘している。また、18世紀末に行われたキャベンディッシュの実験で質量が重力を生むと考えられているが、実験に使われた鉛はファラデーによって反磁性体であることが発見され、実験は重力を測定したのではないことがわかった(詳しくは過去記事)。では重力の正体とは何なのだろうか? 少し長くなるが重力の仕組みを順々に説明してみよう。
■宇宙での重力には引力と反発力がある
哲学者のカントはニュートンの万有引力を批判したが、当時のカントは宇宙論を研究する自然科学者でもあった。カントは『天界の一般自然史と理論』のなかで「ニュートン氏の引力だけでは宇宙はいずれ一つの塊になってしまう」と万有引力の欠陥を指摘した。たしかに惑星の公転を考えてみれば、太陽の周りを回転する惑星は、遠心力と引力がぴったりと合っていないと、惑星は太陽に落ちるか、どこかに吹っ飛んでいってしまう。剃刀の刃の上に乗っているような不安定な状態なのだ。
じつは宇宙では99.9999%の物質が電荷をもつプラズマの状態だ。太陽、惑星も電荷をもつが、それぞれプラスとマイナスの電荷をある割合で持っている。たとえば太陽はプラスの電荷が大きいがマイナスもある。地球はマイナスが多いが電離層はプラスになっている。地球は太陽のプラスに引かれるが、マイナス同士、プラス同士での反発力も働いている。つまり、引力と反発力でゆるくつながれた状態なのだ。また太陽は5分ごとに大きく振動を発していて、この太陽振動が作り出す定常波の谷間に地球やほかの惑星が落ち込んでいるため、惑星の公転は安定しているのだ。
惑星の位置がある法則を持っていることは以前から指摘されていた。この周期を作り出しているのが太陽自身が振動する現象なのである。宇宙には引力だけでなく反発力も存在するので、安定した惑星の運動が維持できているというわけだ。
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