近未来の真空輸送車「ハイパーループ」が本気で凄い! 浮遊&時速1000km超で移動、“米軍公認UFO”との類似性も!?

 民間宇宙船による有人宇宙旅行を一番乗りで成功させたリチャード・ブランソン氏率いるヴァージングループだが、地上でのプロジェクトも着々と進行中だ。リニアモータカーよりもエネルギー効率が10倍優れているというチューブ式高速輸送システム「ヴァージンハイパーループ」がいよいよ現実のものになるというのだ。

■高速輸送システム「ヴァージンハイパーループ」

 地上をジェット旅客機を超える速度で移動しながらも、二酸化炭素排出ゼロという夢の高速輸送システムの実現が近づいているようだ。

 リチャード・ブランソン氏率いるヴァージングループの企業「Virgin Hyperloop」は先日、同社名を冠した高速輸送システム「ヴァージンハイパーループ」の最新のビデオクリップを公開し、夢の近未来交通技術の詳細を解説している。

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トカナ的には米海軍撮影の「チクタクUFO」のフォルムとの類似性が指摘される 「Daily Mail」の記事より

 新しいプロモーションビデオによると、ヴァージンハイパーループは空気力学的抗力を制限する磁気浮上により、機体が電気推進力を介して真空に近い状態で加速し、チューブの中を内壁に触れることなく滑走する。トカナ的には、その姿が米海軍撮影の「チクタクUFO」と実によく似ている点が気になるところだが、それはさておき最高時速は670マイル(約1078km)に達し、乗客を「快適に、安全に、そして静かに」に高速で目的地に運ぶことができるという。

 そして特筆すべきは優れたエネルギー効率とエコフレンドリーである点だ。最速のリニアモーターカーよりも10倍効率的な「浮揚エンジン」で推進し、二酸化炭素を一切排出しないという実にサスティナブルな輸送システムなのだ。

近未来の真空輸送車「ハイパーループ」が本気で凄い! 浮遊&時速1000km超で移動、米軍公認UFOとの類似性も!?の画像2
「Daily Mail」の記事より

 ポッド(機体)は複数で車列を組んで移動するが、従来の鉄道車両のように物理的には接続されていないことから、チューブの分岐点で個別に進路を変更することが可能である。1つのポッドにつき22名が搭乗でき、もちろん貨物輸送に使うこともできる。

 一般的なジェット旅客機よりも巡航速度が速く、乗り降りにかかる時間も少なくてすむため、1時間で数万人の乗客を受け入れることができると同社は説明している。ヴァージングループが手掛ける夢の高速交通システムが実現する日が待ち遠しくなりそうだ。

■交通に革命を起こすイノベーションに

 たとえば、ニューヨークとワシントンD.C.間でハイパーループが開通した場合、乗車時間はわずか30分で、新幹線の4分の1の時間、ジェット旅客機の半分の時間になる。同社は早ければ2027年に商業運転を開始し、19世紀と20世紀の列車、飛行機、自動車のように交通に革命を起こすイノベーションになると予測している。

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「Daily Mail」の記事より

 リニアモーターカーのアイデアは長い歴史を誇り、古くは伝説的ロケット科学者のロバート・ゴダードが「真空列車」を構想した1900年代初頭にまでさかのぼる。

 このアイデアをさらに進めたのが起業家のイーロン・マスク氏だ。2013年にチューブの中を走行するリニアモーターカー、「ハイパーループ」のコンセプトを打ち出して世の関心を集めた。

 そして、かつてマスク氏の「スペースX」で働いていたジョシュ・ギーゲル氏がリチャード・ブランソン氏と手を組み、Virgin Hyperloopを共同設立したことで、ヴァージングループにおいてもハイパーループの開発がはじまることになった。

 同社のビジョンとしてまず最初に、輸送システムが過負荷になっているインドと、インフラが不足しているサウジアラビアでの開通を目指しているという。

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