ネッシーはやはり存在する! 今年はすでに11件もの目撃証言、最新情報を報告

 英国エディンバラ地元紙が8月7日、「ネス湖で12フィートの怪物目撃! 2週間で2度目!」と報じ、再びネス湖のネッシーへの関心が高まっている。1934年、産婦人科医ロバート・ケネス・ウィルソンが撮影した画像は瞬く間に世界を震撼させ、絶滅した巨大生物の生き残り説、または生物兵器説などで人々を魅了してきた。果たして「ネス湖の怪物」は実在するか、捏造なのか!

外科医の写真。画像は「Daily Star」より引用

■「外科医の写真」をめぐって

 1993年、ネッシー写真が捏造だったという衝撃のニュースが世界を駆け巡った。産婦人科医ウィルソンの知人マーマデューク・ウェザラルの養子にあたるクリスチャン・スパーリングが死の間際に「写真はトリックだ」と告白したのだ。曰くエイプリルフールの冗談で、オモチャの潜水艦に30cmののネッシーの首をつけて撮影したが、話が大きくなり過ぎて引くに引けなくなった。なおスパーリングの告白以前より「外科医の写真」にはネッシーの存在を肯定的に考えている人々からも疑義申し立てがなされていた。事実、現在では有力であった「ネッシー=プレシオサウルス説」は化石骨格の調査から写真のように首を曲げることはできないとも言われ、かつ誤認の元となったアザラシの生存なども確認されている。あたかもネッシーは悪戯に過ぎず、人々の好奇心と願いが見せた幻だったかのように扱われている。しかし、2021年なかばを過ぎた今もなお目撃報告が集まっているのだ。

 

■相次ぐ目撃報告

 2021年1月11日の午前11時42分、カリン・ウォングル氏は趣味の定点カメラ観察を行いながら、湖岸近くを移動しているようにみえる航跡に気付いた。何か黒い物体が泳いでいるようにみえたと報告がなされている。

 続けて1月19日、長年「ネス湖の怪物」を探索してきたエオウィン・オファーガン氏は午後2時20分、説明のつかないものをカメラが捉えていることに気付いた。同氏によれば約20分間、その物体を目撃したが、撮影に成功した約3分半だけだった。

 続く3日後の1月22日、エオウィン氏は再び19日に見たのと同様の謎の物体を補足した。物体は午後2時11分頃から約3分間ほど観測できたが、その後、見えなくなったという。同氏によれば湖面から数十センチから1m以上の高さはあり、長さはおそらく4メートル弱(12フィート)近い可能性がある。

 約一か月を経た3月12日、再びエオウィン氏はウェブカメラに説明のつかない物体を発見している。

 さらに3月17日、今度はカリン氏が再びネス湖にて未知の物体を目撃。カリン氏によれば1秒ほど波を立てて浮上したという。

 3月26日、今度はロズリン・ケイシー氏がウェブカメラの記録映像を隈なく探すことで不可思議な物体をとらえたと報告した。

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