パン生地も学習することが判明! 非生物にも知性が… 衝撃の実験結果!
分子生物学者・福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社)は大ヒット・ベストセラーとなった。生命とは何か。それは実は流れゆく分子の淀みにすぎないのではないか。学術的・哲学的問いかけをスリリングに追う入門的科学ミステリーは人々の心をとらえて離さない。
コロナ禍においても「ウイルス」とは何か、と改めて問わざるを得ない。そもそもウイルスは見方によれば生物、見方をかえれば無生物でもある。一群の極微細な粒子という点でウイルスをみるとき、生物と非生物の境は、はるかに難しく見極め難いものとなる。
しかし、そんな生命科学の最前線に衝撃をもたらす、新たな問いかけがある――非生物に知性はあるのか。まさかの「パン」に着目した過去記事を紹介する。
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人工知能の劇的発達が叫ばれて久しい現在、次第に私たちの社会にも影響が現れ始めた。自動運転技術が現実のものとなり、将棋界ではプロ棋士がソフトウェアに頼って対局していた可能性が取り沙汰されるなど、もはや人間が不要になってしまうのではないかと感じさせるような話が相次いでいる。しかし、脳を持つ生物以外でそのような学習能力を持つ存在は、コンピュータ上の人工知能に限られると思っている人がほとんどではないだろうか?
しかし今月20日、学術論文サイト「PLOS ONE」で衝撃的な研究結果が発表された。カナダ人の材料学者によると、なんと「“パン生地”にも学習能力があることが判明した」というのだ。にわかには信じがたい話だが、これは一体どういうことなのか? 早速詳細についてお伝えしよう。
■パン生地を用いた衝撃的研究の詳細は?
今回の衝撃的研究を行ったのは、ローレンシャン大学(オンタリオ州)のニコラ・ルーロー博士を中心とする研究グループだ。まず研究グループは、小麦粉・水・レモン果汁(少量)・塩・植物油を用いてごく普通のパン生地を作り、着色料で青く染めた(それに特別な意味はないという)。
次に、その青いパン生地の隣でLEDライトを発光させると、その直後にパン生地に対して電気ショックを与えるという行為を繰り返し行なった。すると、電気ショックを与えられたパン生地には、スペクトル密度(周波数特性)に著しい変化が現れることが判明した。しかし、重要な点はここからだ。なんと、LEDライトの照射と電気ショックを経験し続けたパン生地は、いつの間にかLEDライトを照射するだけで(電気ショックを与えなくても)スペクトル密度に著しい変化が現れるようになったというのだ。
■パン生地は、ガチで学習できる
これはつまり、まるで「パブロフの犬」のように、パン生地がLEDライトの照射という状態と電気ショックとを結びつけて“考え”、自律的にスペクトル密度が変化したことにほかならない。研究チームは、まさにパン生地が「学習した」といえるほど明確な反応と変化が現れたと断言している。この結果について、ルーロー博士は学術的科学サイト「Real Clear Science」のインタビューに応じ、次のように語っている。
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2024.10.02 20:00心霊パン生地も学習することが判明! 非生物にも知性が… 衝撃の実験結果!のページです。人工知能、学習、電気ショック、パン、PLOS ONE、パブロフの犬などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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