「物質の透明化」にMITが初成功！ 不気味な量子効果ついに実証、透明人間もうすぐ誕生か？

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　他の2つの独立したチームは他の2つのガス、カリウムとストロンチウムを冷却して、同様の効果を再現した。こうして3つの実験で「パウリ・ブロッキング効果」が初めて実証され、3つの研究論文は共に11月の「Science」で発表されたのである。

　今回の研究結果に基づき、研究チームはこの技術を使って光を抑制する素材を開発できることを示唆している。その素材は、量子コンピュータ開発において克服しなければならない課題となっている量子デコヒーレンスによる量子ビットの損失という問題への有望な解決策になり得るということだ。

　つまり、効率的な量子コンピュータの開発がまた一歩、実現に近づいたことになる。トカナとしては、やはり今回の研究が将来的に「透明人間」の誕生につながるのかという点に集約されるところではあるが、これが今後どのような進展を見せるのか、関連する動向をチェックしていきたい。

参考：「Science Alert」、ほか

文＝仲田しんじ

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