世界初・生殖する生きたロボット「ゼノボット」がヤバい! がんや汚染も“食べて”解決、暴走の可能性は!?
こうして子どもを“産み”、自己複製して子孫を残すという驚くべき合成生物が誕生したのである。
しかしこのような合成生物を作り上げたことで、さまざまな不気味な事態もまた想定されてくるだろう。たとえば自然界にリークされて、人間のコントロールを離れて増殖するなどの可能性だ。
研究チームは、一般の人々が抱く可能性のある倫理的懸念に応えて、ゼノボットは厳重にラボ内に収容されており、簡単に消滅させることができ、連邦、州、および機関の倫理専門家によって厳しくチェックされていると力説している。
「これは自己複製システムを研究するための理想的なシステムです。私たちは、それを制御し、指示し、それを使い果たし、増幅することができる条件を理解する道徳的要請があります。社会全体にとって、これがどのように機能するかを研究し、理解することが重要です」(ジョシュ・ボンガード氏)
自己複製能力がある以上はウイルスと同じく検証が不十分なまま自然界へと漏れ出て、暴走するような事態はあってはならないが、この驚くべき“生きたロボット”が今後どのように社会を変えていくのか、引き続き大いに注目されることは間違いない。
参考:「Daily Mail」、「Daily Star」、ほか
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