インド国防参謀長がヘリコプター墜落で死亡! 悲惨な事故現場を撮影した動画が流出
インドのタミル・ナードゥ州で今月8日、軍の高官など14人の乗った空軍のヘリコプターが墜落した。ヘリコプターに乗っていたビピン・ラワット国防参謀長とその妻ら13人が死亡した。
同機はタミル・ナードゥ州スルルから同州ウェリントンに向かう途中だった。当時の事故現場付近は天候が悪かったという。墜落原因は分かっておらず、空軍は原因究明のための調査を指示したことを明らかにした。
ネット上では、墜落前後の様子を撮影したとされる動画が複数公開されている。海外の過激動画共有サイト「LiveGore」には、霧の中に消えていくヘリコプターをとらえた動画だけでなく、燃え盛る機体や焼け焦げた遺体などを映した動画もある。
回収された遺体は9日にデリーに運ばれた。ラワット氏とその妻の葬式は、2人の娘たちによって10日に執り行われた。2人には軍事的名誉が与えられ、17発の祝砲が鳴り響く中、ヒンドゥー教の儀式に従って火葬された後、遺灰は12日にガンジス川に流された。
ラワット氏は、2019年に国防参謀長に任命されて以降、陸海空軍を統率してきた。100万人を抱える強力な軍隊の長も努めたことがある。そんなラワット氏の死を受けて、インド国内では追悼の声が相次いだ。
「ラワット氏は軍を統率して豊富な経験を得ました。インドは彼の並外れた功績を決して忘れません。真の愛国者である彼は、我々の軍隊と治安機関の近代化に大きく貢献しました。戦略的問題に関する彼の洞察と展望は並外れていました。私は彼の死を深く悲しんでいます」(ナレンドラ・モディ首相)
「深い悲しみと沈み込んだ気持ちで、私は2021年12月8日正午に軍用ヘリコプターが墜落したという不幸なニュースを伝えなければなりません。同機はインド初国防参謀長であるビピン・ラワット参謀長を乗せていました」(ラージナート・シン国防大臣)
ラワット氏の死は国外にも波紋を広げている。ロイド・オースティン米国防長官は、ラワット氏は米国にとって「大切なパートナー」であると述べ、「ラワット参謀長は、米印防衛パートナーシップの過程に消えることのない痕跡を残し、インド軍を連帯感ある統合された戦闘組織へと変革する中心にいました」という声明を出した。アントニー・ブリンケン米国務長官はラワット氏を「並外れた指導者」と称賛した。
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2024.10.02 20:00心霊インド国防参謀長がヘリコプター墜落で死亡! 悲惨な事故現場を撮影した動画が流出のページです。追悼、インド、ヘリコプター、墜落事故、標葉実則などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで