【実話怪談】恐怖の電話番号「444」、犬鳴峠のススム君… 霊感姉妹が体験した怖い話
――宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが突撃インタビュー!
世の中には生まれつき「霊感ある」人々がいるが、一体どんな人生を送っているのだろうか? 姉妹で霊感が強いというRさん(仮名)に話を聞いた。果たして彼女が経験してきた怪異とは……!?
――幼いころから霊感が強いそうですが?
Rさん:見えるわけではないんですけど、何かを感じることは多いです。たとえば、ある学校の旧校舎に行った時のこと。すごく変な匂いがして、何だろう、何か良くないものがあるのかな……と。しばらくして、その旧校舎から何年も前の死体が発見されたことがありました。腐敗した匂いではなく、何かを知らせる匂いだったんだなと解釈しています。
ほかには電波圏外の廃工場を見学に行った時のこと。圏外なのに、「全部4」の番号から着信があって! あれは怖かったです。
――ええっ。「444 4444 4444」番なんてあるんですか? 妹さんも霊感があると聞きました。
Rさん:あるとき、玄関の前に置いてある大きめの姿見の鏡を取り外したんです。そうしたら、別の場所に住んでいるはずの妹が「鏡の夢を見た」と言って連絡をよこしてきたのです。鏡の取り外しについては一言も伝えていないのに……。古い鏡が付喪神になったのか、妹の霊感が強いのか、または両方なのか。不思議な出来事でした。
――いつ頃から霊的なものに興味をもたれたのですか?
Rさん:明確に興味を持つようになったのは、学生時代に月刊『ムー』を授業に持って来る先生がいて、その影響ですね。
――なるほど。「犬鳴峠」についての不思議な経験があるそうですが?
Rさん:私の経験ではなく妹が若かった頃の話です。当時、やんちゃだった妹は、ついつい若気の至りで、彼氏、男友達、彼氏の弟らと心霊スポットの犬鳴峠へ肝試しに行ったそうなんです。トンネルの入口から二人組で入って、落書きやレンガを超えて奥までいってタッチして帰ろう……という、よくある肝試しですよね。入口で「はやく進め、進め!」って囃し立てたりして。でも、妹は何かを感じとっていたのか、どうにも怖くて彼氏の弟と車で待っていたそうなんです。
――まさか、何か出たんですか!?
Rさん:いえ、現場ではとくに何も出なくて(笑)雰囲気出すために、わざわざ車で行ったのに、途中の山道でイノシシの死体を見かけたくらいだそうです。ネットや噂では、ほとんど最恐とも言われる心霊スポットですから、何かあるだろうと思って妹たちは犬鳴峠に向かったのに、結局、何もなかったと。
でも、話は続くんです。妹によれば、もう帰ろうかと車に乗り込んでしばらく走り、ようやく福岡を出て隣県に入ったころだそうです。深夜3時過ぎ「疲れたね」と、24時間営業のファミリーレストランに入り休憩していると、店員さんがやってきて「お客様の中に、ススム君て、いらっしゃいますか、○×な服装しているはずだって、今お電話ありまして」と聞かれるんです。
たしかに○×な服装をした男友達はいたんですけど、ススム君ではありません。だから「違います」って断ったんです。でも、よくよく考えると夜中の3時にファミレスにそんな電話がかかってくること自体、おかしいじゃないですか。皆、不気味なものを感じてその日は解散したそうです。
でも、そのあと妹が気づいたんです。肝試しに行った時、たしか〇×な服装をしていた男友達がトンネル内に入った瞬間、みんなで「進め、進め!」と囃し立てたそうなんです。トンネル内部で声が反響して「ススム」って聞こえたんじゃないかって。
つまり、妹らが肝試しの帰りに立ち寄ったファミレスにかかってきた電話は、おそらく間違いなく、特定の人物「〇×の服装のススム」を指定して電話をしてきたということです。
でも一体誰がそんな電話をかけてくるんでしょうか。なぜ妹たちがいる県外のファミレスに深夜3時に電話をかけてきたのか……。「誰が」というよりは一体「何が」妹たちの行動を監視していたのでしょう。怖くないですか?
――ヤバいですね……。
Rさん:肝試しは楽しいものですが、心霊スポットの中には興味本位や遊び心で行ってはならない場所もありますよね。皆さんも気をつけてください。そういう場所では不用意に名前を明かさないほうが良いかもしれません。
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2024.10.02 20:00心霊【実話怪談】恐怖の電話番号「444」、犬鳴峠のススム君… 霊感姉妹が体験した怖い話のページです。霊感、怪談、姉妹、犬鳴峠などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで