誰も知らない“眼科医の秘密結社”が存在した! 謎の文書「コピエール暗号」と恐怖の手術儀式
■入会の儀式は“眼科手術”!?
この手書きの文書「コピエール暗号」を解読してみたところ、なんと“眼科医の秘密結社”で利用されていた文献であったのだ。
秘密結社やマフィアなどメンバー間に“鉄の掟”が存在する組織は、入会にもそれなりの覚悟が求められ、ほかのメンバーから試される試練として“儀式”が執り行われるのが常だ。そしてなんと解読されたコピエール暗号の一部分は、“眼科医の秘密結社”への入会の儀式の流れを綴ったものであったのだ。解読された文書によれば、入会の儀式は下記のようなものだ。
・マスター(儀式執行者)は、男(入会希望者)の前に1枚の紙を置いてから、メガネをかけるようにと命令する。
・メガネを装着した男に、マスターは紙の書面を「読め」と命令する。
・男はメガネ越しに手にとった紙をしげしげと見つめるのだが、文字を読もうにも紙は何も書かれていない白紙であった。
・当惑する男に、マスターは取り乱してはならないと諭す。そして視力を向上させる望みが残されていることを指摘する。
・マスターは男のメガネを外してまぶたを布で拭うと、周囲に眼科手術を始める旨を命じる。
・マスターがテーブルに置いてあったピンセットを手にとると、ほかのメンバーが近づき手にしたロウソクの明かりで男の顔を照らす。
・マスターはピンセットで男の眉毛を1本1本抜く。“眼科手術”とはいうものの、眼球や皮膚を切ったり傷つけたりすることは一切ない。
・この間、マスターは男に「実際の治療ではない象徴的な行為である」と説明して安心させる。男はマスターの首から下がったお守りに手を当てて“眼科手術”を耐え忍ぶ。
・“眼科手術”が終わり、マスターはその間に別のものに取り替えてあった書面を再び読むように男に命じる。
・書面は手書きの文字で満ちていた。そして儀式を見守っていた周囲のメンバーが男を祝福する。「おめでとう、兄弟! 今、君には(書面が)見えている」
この儀式の“式次第”が外に漏れないように細心の注意を払っていたからなのか、複雑に暗号化されて結社内部で門外秘伝のセレモニーとして伝えられていたことになる。また、秘密結社のメンバーが眼科医のみということではないようで、この時代のドイツでは“眼科医”という言葉が啓蒙的な智恵を象徴していたということだ。したがって眼科医の同業者組合というわけではなく、この眼科手術を模した入会の儀式があるからこその“眼科医の秘密結社”であったということになりそうだ。
ひょっとして“眼科医の秘密結社”は命脈を保って今もどこかで存続しているのかどうか、さらなる解明が待たれるところだ。
参考:「Mission Galactic Freedom」、「Wired」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊誰も知らない“眼科医の秘密結社”が存在した! 謎の文書「コピエール暗号」と恐怖の手術儀式のページです。儀式、秘密結社、フリーメイソン、暗号、眼科などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで