ヨガの究極奥義「ケカリームードラ」とは!? サードアイ開眼、第8チャクラ覚醒で超能力連発か!
古代インドを起源とする伝統的な修行法がヨーガである。瞑想によって呼吸を整え、精神統一を図り、超自然的な力を得ることを目的とする。現代の日本では、ヨーガというと、健康や美容などの効果を目的としたエクササイズと認識されることが多い。しかし本場では、一般人が決して真似してはいけない“想像を絶する”ヨーガも存在し、その一つこそが「ケカリームードラ(Khecarī Mudrā)」なのだ。
「ケカリー(khecarī)」は、「宇宙」「ブラフマン」を意味する「kha」と、「歩く」「移動する」を意味する「char」の2つの言葉の組み合わせである。一方、「ムードラ(mudrā)」は、「封印」「仕草」「姿勢」を意味する。
ケカリームードラによって「ビンドゥチャクラ」(8つめのチャクラ。不死をもたらす甘露であるアムリタを生み出す)を流れるエネルギーを凝縮、超自然的な力を引き出すことができるとされる。この力を獲得するためには、なんと舌を後ろに曲げて鼻腔に挿入し、そこに流れている「アムリタ」を舐めなければならない。ケカリームードラで刺激されるのは、さまざまなホルモンの働きをコントロールする下垂体で、ヨーガの世界では「第三の目」と考えられる部位である。
ケカリームードラの実践者は、数カ月にわたって少しずつ舌小帯(舌の裏側についているヒダ)を切断し、舌の先端が鼻腔に達するまで伸ばしていくという。初期の段階では、実践者は舌をできるだけ後ろに曲げて、舌の先端が軟口蓋や口蓋垂(のどちんこ)に触れるようにする。一般人でも舌先を軟口蓋の方向に向ける程度なら可能だが、最終的に鼻腔に挿入するには、舌小帯の組織を破壊しつつ、舌を伸ばす鍛錬を積み重ねる必要があるそうだ。テキストによっては、約6カ月の期間が必要だと記載されている。
一方、クリヤー・ヨーガやラージャ・ヨーガといったヨーガの流派では、舌小帯を切断しないケカリームードラを実践している。最初の数カ月間は舌を軟口蓋に伸ばす練習を行う。瞑想のポーズで座り、「第三の目」を意識しながら口を閉じ、深呼吸を数回行い、通常の呼吸をする。その後、舌を口内で上に伸ばして、可能な限り軟口蓋の近くにまで到達させるようだ。
舌が口蓋垂の後ろに到達するようになると、もちろん喉が舌を吐き出そうと反応する。この段階では、ゆっくりと呼吸を続け、口の中で何が起こっているかを観察し、生理的反応を克服しなければならないそうだ。最終的に舌は軟口蓋の後ろから鼻腔に滑り込み、下垂体を構成する骨に接触するようになるという。
この最終段階に到達すると、舌が鼻腔にある間、口の中に水分が溜まり始める。ゆっくりと舌を自然な位置に戻すと、水分の味を知ることができる。最初のうちは苦みを感じるが、それは解毒が起こっている証拠とされる。しかし、ケカリームードラを続けていくにつれて、苦味が蜂蜜やバターのように甘くなっていく。これがアムリタなのだという。
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2024.10.02 20:00心霊ヨガの究極奥義「ケカリームードラ」とは!? サードアイ開眼、第8チャクラ覚醒で超能力連発か!のページです。修行、チャクラ、身体改造、第三の目、ヨーガなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで