【未解決】ディアトロフ峠事件より怖い「ハマル=ダバン事件」とは!? ロシア山中で6人が次々異変&怪死…!
ヴァレンチナの報告があったにもかかわらず、当局は8月24日まで公式な捜索を行わなかった。ヴァレンチナはまだ詳しい証言をできる状態ではなかったため、ヘリコプターがリュドミラたちの遺体を発見するのに2日かかった。司法解剖では、リュドミラの死因は心臓発作、他のメンバーは低体温症で死亡したと報告された。メンバーの肺は傷ついており、栄養失調によるタンパク質の欠乏も見られたといい、その死は偶発的なものだったと結論づけられたのである。
こうして悲しい事件は幕を下ろした。しかし、たった一人生き残ったヴァレンチナが数年後にようやく話し始めた事の顛末は、公式報告よりもはるかに奇妙で非常に恐ろしいものだったのである。
■突然、目、鼻、口から出血、けいれん…
8月5日、ナタリアグループとの合流予定日の朝、リーダーのリュドミラは悪天候からこれ以上進むことは危険だと判断、一行は山を降りることにしたという。だがその時、アレクサンドルに異変が起きた。突然口から泡を吐いたと思ったら、口、目、鼻から出血し始めたというのだ。そしてけいれんを起こすとばったり倒れ、そのまま死んでしまったのだという。
おかしなことに、彼を介抱していたリュドミラにもアレクサンドルと同じような症状が現れ、アレクサンドルと折り重なるように倒れてしまった。そのリュドミラを助けようとしたタチアナもけいれんを起こし、這いずるように岩に登ると、なぜか頭を繰り返し打ち付けて死んだ。
仲間3人が次々死んでいく恐ろしい光景を見て、デニスは岩の影に隠れ、ヴィクトリヤとティムールは走って逃げ出した。しかしヴィクトリヤとティムールも、やがて3人と同じように血を吐いて喉をかきむしり、服を脱いで死んでしまった。信じがたい事態に、ヴァレンチナは足がすくんで立ち尽くすばかりだった。
やがてヴァレンチナはデニスと共に現場から逃げ出したが、すぐにデニスもけいれんを起こしてしまった。ヴァレンチナはデニスを置き去りにして、一人山を駆け下りた。
幸いにも服とテントだけは持っていたヴァレンチナは、現場から十分に離れた森の中でテントを張って一人夜を過ごした。目が覚めて、まだ自分が生きていると知った彼女は、生存のために仲間のもとに戻り、必要物資を補給しなければならないことに気づいた。恐る恐る現場に戻ったヴァレンチナは、仲間全員が前日と同じ場所に倒れて死んでいることを確認した。必要な物資だけを持って、彼女はすぐさまその場所を後にした。
それからヴァレンチナは山の中の送電線を辿って歩き続けた。4日ほど歩くと川にたどり着き、川沿いを歩いているところをカヤックのグループに保護されたのである。
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2024.10.02 20:00心霊【未解決】ディアトロフ峠事件より怖い「ハマル=ダバン事件」とは!? ロシア山中で6人が次々異変&怪死…!のページです。ロシア、怪死、ディアトロフ峠事件、ハマル=ダバン事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで