今も行方がわからない世界最高のお宝10選！ 伝説の卵、謎のカメラ、エロすぎた絵画… 未解決歴史ミステリー！

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24. 消えたロマノフのイースターエッグ

画像は、「Live Science」より

　1885～1916年、ロシアの宝石商、ピーター・カール・ファベルジェが経営する宝石会社「ファベルジェ」は、ロシア皇帝の一族であるロマノフ家のために、豪華な装飾の「イースターエッグ」を作った。これらの卵は「ロシアの有名宝石店の最高の偉業」と称されるほどである。1885～1893年にかけて、アレクサンドル3世の時代には10個の卵が、その息子であるニコライ2世の時代には40個の卵が作られた。

　1917年に起こったロシア革命では、最後のロシア皇帝ニコライ2世とその家族も処刑された。革命の最中に複数のイースターエッグが行方不明になり、現在でもまだ発見されていない。噂によると、いくつかは世界各地に散らばり、個人のコレクションとなっており、米国に渡った可能性もあるという。冷戦末期、推定1億6,400万ドル（約205億円）相当の骨董品や工芸品がソビエト連邦から米国に輸出されたことを示す文書が明らかになった。

25. ジュール・リメ・トロフィー

画像は、「Live Science」より

　FIFAワールドカップの優勝国・地域に贈られるのが「FIFAワールドカップトロフィー」である。最初のトロフィーは、当時のFIFA会長ジュール・リメが寄贈したことから「ジュール・リメ・トロフィー」と呼ばれる。純銀に金メッキが施されたトロフィーで、フランスの彫刻家アベル・ラフレールによって制作された。勝利の女神が頭上に十角形のカップを掲げたデザインである。

　ジュール・リメ・トロフィーは1930年に最初のワールドカップで授与されて以降、4年ごとに勝者から勝者へと渡されてきた。そして、ワールドカップで3回優勝した最初のチームがジュール・リメ・トロフィーを永久に所有するというFIFAのルールにもとづき、1970年に3度目の優勝を果たしたブラジルの永久所有となった。しかし1983年、ジュール・リメ・トロフィーはリオデジャネイロで盗まれ、今も発見されていない。現在ブラジルで保管されているのはレプリカである。

　トロフィーの盗難事件は、1966年のイングランド大会前に行われていた展示期間中にも発生している。トロフィーはロンドンで盗まれたが、1週間後にピクルスという犬とその飼い主のデイビッド・コーベットが、新聞とひもで包まれたトロフィーを発見した。トロフィーを盗んだ犯人は不明のままである。

26. ニムルドの財宝

画像は、「Live Science」より

　ニムルドは、現在のイラク・ニーワナー県にある古代アッシリアの遺跡である。紀元前883～859年に新アッシリア帝国を統治したアッシュールナツィルパル2世はニムルドを首都とし、巨大な宮殿や神殿を築いた。

　2015年、イスラム過激派組織「イスラム国（IS）」がブルドーザーなどを使用してニムルドの遺跡を破壊。さらに「イスラム国」の崩壊後、混乱に乗じてニムルドの財宝の多くが略奪された。財宝のほとんどは破壊されたが、一部は今後修復される可能性もある。闇市場で再発見される財宝もあるかもしれない。

27. 失われたジョージ・マロリーのカメラ

画像は、「Live Science」より

　イギリスの探検家ジョージ・マロリーは、アンドリュー・アーヴィンとともにエベレストに上り、山頂付近で姿を消した。1924年6月8日のことだった。その後、ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリー率いるチームがエベレストの山頂に到達する1953年まで、誰も山頂に到達することに成功しなかった。マロリーらが生きている間に山頂に到達したのかどうかは明らかではない。この謎を解く鍵は、マロリーがエベレストに登る際に持ち込んだ1台のカメラである。

　マロリーの遺体が発見されたのは、彼が姿を消してから75年後の1999年である。マロリーは転倒によって死亡したとされる。しかし、遺体の周囲にカメラは無かった。一方、アーヴィンの遺体は現在も発見されていない。彼の遺体とともにカメラも発見される可能性がある。

 
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