「死者と対話できる家」が1.9億円で売却へ! 世界最恐の『死霊館』、今後の活用法とは?
世界的に大ヒットしたホラー映画『死霊館(The Conjuring)』のモデルになった本物のお化け屋敷が152万5000ドルで売却されたことが明らかになった。
この家は米ロードアイランド州バリルヴィルに建つ18世紀の農家で、1970年代にこの家に住んでいたペロン一家が様々な怪奇現象に悩まされることとなり、有名な心霊研究家のエド&ロレイン・ウォレン夫妻によって調査された。その後、ウォレン夫妻はペロン一家を襲った一連の事件とその背後にあった因縁をつきとめ、書籍として刊行。2013年には『死霊館(The Conjuring)』として映画化され、シリーズものとして人気を博すまでになった。
だが、映画の興行が成功したことにより、この家は霊よりももっと手に負えないもの――映画の舞台になった不気味な家を一目見ようとする野次馬が次から次へと訪れるようになった。招かれざる客に業を煮やした当時の所有者は、不要な注目を浴びたことを理由にワーナー・ブラザーズを提訴。その後、この農家は2019年に超常現象調査官のコーリー&ジェニファー・ハインゼン夫妻に売却されることとなった。経験豊富なこの二人は当初、この家を幽霊を一目見たいと考える人たちのための観光地になるよう計画していた。ゴーストハントツアーや、幽霊が出たとされる家で一晩過ごす企画も行っていたのである。
しかし昨年9月、ハインゼン夫妻はこの農家を売りに出すことを決定。だが次の所有者もこの事業を継続し、農家にまつわる逸話を尊重することを約束するという条件をつけたのである。ちゃんと条件を守ってくれるか、夫妻による面接も行われたという。
なかなか夫妻のお眼鏡にかなう人は出てこなかったが、売却から8カ月後に不動産開発業者で超常現象愛好家のジャクリーヌ・ニュニアス氏がこの家の新しい所有者になることが決定したのである。
彼女はウォール・ストリート・ジャーナル紙に「これは私にとって非常に個人的な買い物です。市場に出たとき、私は『これは人々が死者と話すことを可能にする物件だ』と思いました」と語っている。ニュニアス氏はこの住居が「我々のエネルギー、態度、信念の増幅器」として機能すると述べており、「あなたの最終目標が恐怖を感じることなら、それはこの家で実現できるでしょう」と考察している。また、死者との対話も可能にしてくれるとか。彼女は死霊館の事件当時にこの家で過ごしていたアンドレア・ペロンさんと協力して、この場所を心霊・超常現象関連の研究センターにするつもりだと語っている。
参考:「Coast to Coast AM」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「死者と対話できる家」が1.9億円で売却へ! 世界最恐の『死霊館』、今後の活用法とは?のページです。不動産、幽霊屋敷、死霊館などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで