太陽系外のボイジャー1号から謎のメッセージを受信! NASA困惑、宇宙人に乗っ取られた可能性大
太陽系外から今も地球にデータを送り続けている宇宙探査機「ボイジャー1号」に異変か――。姿勢制御システムから送られるデータが実態を反映していないことから、エイリアンに乗っ取られたのではないかとの憶測も登場しているようだ。
■ボイジャー1号の送信データに異常
実に45年もの間、宇宙の旅を続ける現役の宇宙探査機「ボイジャー1号」と「ボイジャー2号」だが、最近になってNASAはボイジャー1号の制御システム(AACS)からの読み取り値が、探査機の実際の挙動と一致していないように見えることを報告している。いったい何が起こっているのか。
NASAによれば、ボイジャー1号から届く無効なデータがAACSから直接送信されているのか、関与する別のシステムから送信されているのか判断するため、今後も信号を注意深く監視し続けるということだ。
ボイジャー1号は現在、地球から145億マイル(233億キロメートル)離れており、データの送受信にそれぞれ20時間33分かかっている。つまり、ボイジャー1号にメッセージを送信して応答を受け取るまでに約2日を要するのだ。
もしもボイジャー1号に何らかの問題や故障が生じたのであれば、搭載されている障害保護システムが作動するはずなのだが、作動してはいないという。一方でボイジャー1号の信号は弱くなっておらず、アンテナが地球に対して所定の方向に留まっていることも示されている。
ボイジャー1号と2号は、すでに太陽系を離れることに成功し、現在も地球にデータを送信している唯一の宇宙探査機である。1977年に打ち上げられたこの2機の探査機は、木星や土星の写真を撮影したりと数々の重要なミッションを成し遂げ、ボイジャー1号は2012年8月に太陽系を離れて星間空間(Interstellar Space)に入り、遅れて2018年12月にはボイジャー2号も星間空間入りを果たした。
星間空間は探査機の設計では想定されていない高放射線環境であり、不測の事態が起きる可能性もじゅうぶんあるのだが、これまでほとんど問題が見られなかっただけに、今回の異常は今のところNASAのエンジニアにもわからない謎となっている。
■自己複製宇宙機のターゲットに!?
2010年4月22日にはボイジャー2号で観測データの送信に異常が発生するという一件があったのだが、ドイツの作家でUFO研究家のハルトヴィッヒ・ハウスドルフ氏は、その理由について「地球外生命体に乗っ取られた」と主張する論説を発表して話題を呼んだ。
NASAは「宇宙線がボイジャー2号の観測システムに干渉した可能性がある」と説明しているが、結局のところ詳しい原因については今も不明のままである。
そして米メディア「HowAndWhys」の記事は、「エイリアンによる乗っ取り」説を採用するとともに、かつてフォン・ノイマンが概念化した自己複製宇宙機(フォン・ノイマン探査機)を取り上げている。
自己複製宇宙機とはその名の通り、自己複製する機能を有した宇宙機や宇宙探査機であり、送り込まれた惑星で採掘作業などの任務を完全なオートメーションで実行できるマシンである。ノイマンによれば、高度な先進文明であれば自己複製宇宙機を開発して活用しているはずであるという。
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2024.10.02 20:00心霊太陽系外のボイジャー1号から謎のメッセージを受信! NASA困惑、宇宙人に乗っ取られた可能性大のページです。NASA、地球外文明、自己複製宇宙機、ボイジャー1号などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで