【保存版】決して読んではいけない「史上最も呪われた本」8冊! 関係者を次々襲う悲劇、音読したら即死?
4. 孤児の物語(The Orphan’s Story)
『孤児の物語』は1600年代初頭にスペインで書かれた孤児を主人公の小説で、著者は後にパレルモ大司教になった僧侶マルティン・デ・レオン・カルデナスであるといわれている。
同書は長い間失われたと考えられていたのだが、1965年にスペインの学者がニューヨークのヒスパニックソサエティのアーカイブに唯一残っている同書を見つけた。しかし、どういうわけか編集して出版する試みは何度も失敗し、その中には亡くなった者が3人もいたのである。こうしたことからこの小説は呪われており、出版を試みた者は死ぬという噂が広まり始めた。
ヒスパニック文学の研究者、ベリンダ・パラシオス氏が最終的に出版に漕ぎつけたのだが、教授からは「私はあなたに警告しなければなりません、小説は呪われています。あなたは以前にそれに取り組んだ人々が死んだことを知っている必要があります」と警告を受け、パラシオス氏は親友に出版前にもし自分が死んだ場合、原稿を燃やすように頼んだということだ。
しかし、幸いにも2017年に『孤児の物語』は無事に出版され、400年もの歳月を経て復刻されることになった。
5. 大奥義書(The Grand Grimoire)
1750年頃に出版されたと考えられている『大奥義書』は、悪魔や精霊などの性質や、それらを使役する方法を記した魔術書で、サタンの右腕であるルキフゲ・ロフォカーレを召喚するための詳細な説明が含まれている。
危険な本や呪われた本としての評判につながったのは、その内容ではなく、その本の人気であった。フランスでは『大奥義書』は、19世紀に廉価本の形で広く出回り、書店で販売されたいくつかのベストセラー呪文本の1つであった。教会は同書が彼らの権威を脅かすのを恐れて、同書を教会を陥れるためのキャンペーンだと非難したことで、人々は同書を不吉で危険なものであるとみなしはじめたという。
6. 偉大なるウマル(The Great Omar)
『偉大なるウマル』は11世紀のペルシャの詩人、ウマル・ハイヤームによる四行連句のいくつかを作家エドワード・フィッツジェラルドが英訳して編纂し、1859年に出版された詩集である。
出版直後は注目を浴びなかったが、30年の歳月を経て英米でベストセラーとなり、1911年にイギリスの有名な製本会社が豪華装丁版の同書を手がけた。「BBC」によると装丁には100平方フィートの金箔、5,000枚の革、そしてルビー、トパーズ、エメラルドを含む1,000以上の貴重な宝石が使われたという。
豪華装丁版の『偉大なるウマル』は、豪華客船タイタニック号の船内に収蔵されたというが、残念ながら沈没後に回収されることはなかった。
その後、製本業者のスタンリー・ブレイ氏によって2度、この豪華装丁版の『偉大なるウマル』が復刻され(1度目の本は第二次世界大戦の戦火で失われた)、第3版となる豪華装丁版が大英図書館に収蔵されている。
3度めにしてようやく消失を免れた豪華装丁版『偉大なるウマル』だが、一説によれば表紙の宝石で飾られた孔雀が不運をもたらしているのではないかという。
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