3回暗殺され心臓をえぐり取られても死ななかった不死身男シメオン・トコ伝説!! 証拠写真も?

 だが、ようやくアンゴラは平和を取り戻し、経済を成長させている。そろそろ取材に応じられる人々がおかしくないのではないかと思われ、それが期待されるところである。

 2002年7月、25万人ものトコ支持者たちがアンゴラのルアンダに集まり、シメオン・トコが1949年に行った奇跡を祝うセレモニーが行われた。人口1000万人程度のアンゴラで、25万人もの人々が集結するイベントは異例の出来事である。統計によれば、アンゴラ国民の97%はカトリック教徒である。しかし、その数字は、トコ教会を閉め出すための偽りの数字で、現実的には70%以下で、かなり多くの人々がトコ支持者であると言われている。また、ザイールにもトコ支持者は多く存在すると言われている。今後もシメオン・トコの評価は高まり、支持者は世界的に増えていく事も有り得るかもしれない。

 ところで、シメオン・トコは自分がイエスの生れ変わりだとは明確に認めなかった。彼が本当に再臨の救世主であったのかは分からない。しかし、自分はまた近いうちに戻ってくると言い残している。トコが本物の救世主であったとしても、そうでなかったとしても、たくさんの人々から支持されたことは間違いなく、今後も語り継がれていくことになるだろう。そして、次のシメオン・トコは既にこの地上のどこかに新しい生を得て戻ってきているのかもしれない。


ケイ・ミズモリ
早稲田大学理工学部卒業後、1992年に渡米。芸術・文化・社会問題で新聞・雑誌等に寄稿するジャーナリストとして活動後、 2003年に帰国。「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組み、科学的洞察力を養う解説を行うナチュラリスト、サイエンスライター、リバース・スピーチ分析家。
著書に『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』、『世界を変えるNESARAの謎』(明窓出版)などがある。
ホームページ: http://www.keimizumori.com/

文=ケイ・ミズモリ

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