メキシコ伝説の怪物「ナワル」出現、住民パニック！ 凶悪シェイプシフターに怯える街

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　ネッシーが世界的な話題になると各地でネッシーに似たUMAが報告されたように、未確認生物の世界にもブームが存在する。現在世界中で目撃証言が増えつつあるのが、シェイプシフターたちだ。このUMAの特徴は、目撃者の眼前で姿を変えるというもので、アメリカの「スキンウォーカー」を筆頭にさまざまな地域で出没事例が報告されている。

　そして現在、メキシコのある都市で不気味なシェイプシフターが出現、住民がパニックに陥っているという報告が届けられた。

　地元メディアの報道によると、シェイプシフターは2週間ほど前にメキシコ・モレロス州中央北部にあるココヨックのコミュニティーに出現したという。騒動は複数の地元住民が「人の声とも動物の声ともつかない不思議な鳴き声」を聞いたことから始まり、ほどなくして同様の報告がどんどん増加していった。やがて、声の主はメキシコの伝承に登場する怪物「ナワル（nagual）」ではないかという説が囁かれるようになったのだ。

　人間に大きな災難をもたらすナワルだが、その正体は、妖術師や魔女が夜になってさまざまな動物に変身したものとされる。ココヨックはもともとナワル信仰が根強い地域とのことで、人々は不気味な怪物に危害を加えられないように家のドアに白い十字架を描き、鳴き声が聞こえて来たという道を通らないように気をつけたり、夜の10時以降は家から出ないよう自衛を始めた。

　今回の騒動を受け、SNS上では地元住民を嘲笑する書き込みが相次いでいるようだ。歴史学者のグスタボ・ガリベイ氏は、「ココヨックは比較的最近まで魔法や治療者の習慣が残っていた文化の拠点である」事を強調、地元住民に対してもっと敬意を払うよう呼びかけている。しかし、不思議な鳴き声がいったい何だったのか、地元住民も、彼らをSNS上であざ笑う者も解明できずにいる。

参考：「Mexico News DAILY」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】

文＝勝木孝幸（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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