UFOを捕獲した「介良事件」に新たな証言! 50年目の真実とは?
今年2022年は、「介良(けら)事件」から50年目となる年である。介良事件とは、高知県高知市東部の介良地区で、中学生数人が小型未確認飛行物体を捕獲したとされる事件である。
多くの人々が現地に入り取材を重ねてきたが、50年目となる今年、私たちは新たな目撃情報を入手することに成功した。
さて、介良事件とはどんなものだったのか。詳しく振り返ってみる。
1972年8月下旬、高知県高知市介良地区で、中学生になる少年たちが田んぼで小型のUFOを見かけたことが、ことの始まりである。UFOは光りながら、地上1メートルくらいの高さを飛んでいたという。
その翌日、少年たちはUFOを撮影しようと、カメラを用意して田んぼに向かった。彼らが田んぼでUFOを探していると、どこからともなく低空で飛ぶUFOが現れた。彼らはその様子をカメラに収めようと試みたが、シャッターがおりず撮影することはできなかった。
そして数日後、少年たちは田んぼに落ちているUFOを発見した。
彼らは落ちているUFOに近寄ると持っていた布をかぶせて、その上から水をかけ、ブロックを投げつけた。次の日、少年たちが現場に戻ると、UFOはそのままの状態だった。
彼らはUFOを持ち帰ることにした。
その小型UFOは帽子のような形状をしており、大きさはハンドボールくらいで、表面は鋳物のような銀色だったという。少年たちは持ち帰ったUFOを文鎮で殴ったり、ドライバーでこじ開けようとしてみたりした。
少年たちはUFOをいろいろな大人たちに見せて歩いていたが、ある時、突然強い力に引っ張られたように飛んでいき、そのまま消えてしまった。
彼らは再び田んぼを探したが、UFOは見つからず、戻ってくることもなかった。このことが地元のラジオ局に取り上げられ、多くの専門家や小説家が取材に押し寄せる騒ぎとなったのが介良事件である。
■懐疑的な意見も多い事件
この事件は実際にUFOを捕獲したという非常に珍しい出来事であるため、専門家のあいだでは懐疑的な意見も多い。
なかでもよく話題になるのは、当時の少年たちが証言したUFOについてである。一部では、南部鉄器の灰皿だったのではないかと言われている。たしかに特徴が酷似していている。さらに、大きさも同程度であり、事件現場のすぐ近くに鋳物工場があることから、疑念が出るのも無理はない。
現地取材を行うなかで、鋳物工場で働く従業員にお話を聞くことができた。介良事件については知っているそうで、地元では時々テレビで放送されているようだ。
鋳物の灰皿説について聞いてみると、以前にも工場に取材しに来た人がいたと教えてくれた。その時も同じようなことを聞かれ、灰皿を作るような工場ではないと答えたそうだ。
その後、改めて確認してみても、この工場で灰皿を作っていたという記録はなかったという。どうやら、鋳物工場からの流出説はなさそうである。
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