雪山を歩くビッグフット映像は本物か? 米ニュースも報じた衝撃の姿
雪山に出現するUMA※といえば、ヒマラヤの雪男ことイエティだろう。だが、アメリカはユタ州の雪山にて雪男を彷彿とさせる獣人らしき姿が目撃、撮影されて話題になっている。
※ UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。
問題の動画は2019年にユタ州プロボ北東部にて撮影されたもの。この日、目撃者のオースティン・クレイグ氏は友人たちとともに丘の斜面をとぼとぼと歩く大きなヒト科の生物らしきものを発見。
幸いにも手にしていたカメラで撮影することに成功した。
当時、彼は「Fox News」のインタビューで「100年に一度の発見かもしれないものを見てしまった、のんびりしてはいられない。毛皮や足跡、何らかの証拠を探しに行かなければならない」と語り、実際に友人らと雪男ないしはビッグフットがいたと思われる場所に向かうことにした。当時放送された地元のニュースでは、クレイグ氏と彼の友人が丘に登り、謎の生物の痕跡を探す様子を同行したカメラクルーが撮影していた。
目撃地点に再びやってきたクレイグ氏は「私がサスカッチ(ビッグフット※の別名)を見たのはまさにこの場所なんだ。君たちを合わせても、(その生物に)幅も高さも全然足りないよ」と証言。熊でも人でもあり得るが、他のものーービッグフットなどの獣人である可能性も考えられる、として結論は避けた。
※ ビッグフットとは森の中を歩き回る大きくて毛むくじゃらの大型類人猿のような未確認生物。一般的に身長2~3m、体重200~350kgの巨体で怪力、直立二足歩行をしているとされ、カナダやアメリカの民間伝承では「サスカッチ」とも呼ばれる。その姿は大型化したゴリラやチンパンジーのようにも見える。これによく似た未確認生物にヒマラヤの「イエティ」、オーストラリアの「ヨウィー」、そしてシベリアの「チュチュニア」などが報告されているが、それぞれの関係性は不明。
この番組では、レポーターが後にユタ州自然史博物館のエリック・リカート博士に見解を聞いている。リカート博士はこの映像について「巨大な猿がいたとして、居住地域の近くを走り回ることは考えにくい」と懐疑的な見方を示しており、雪男やビッグフットが存在しない可能性が高いと暗に主張していた。
果たして、雪山に現れた生物の正体は何だったのか。気になる人はぜひ動画を見て確認してみてほしい。
参考:「Unexplained Mysteries」、ほか
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
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2024.10.02 20:00心霊雪山を歩くビッグフット映像は本物か? 米ニュースも報じた衝撃の姿のページです。アメリカ、ビッグフット、イエティ、サスカッチなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで