「ビッグフットに注意」米自然保護局が警告? 当局は完全否定

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画像は「Getty Images」より

 北米大陸を代表するUMA(未確認生物)のビッグフット。身の丈2メートルを超す大型の獣人で、今も北米大陸各地で度々目撃証言が報告されている。あまりにも目撃証言が多発しているため、中には新種の類人猿なのではないかという説を唱える人もいるほどだ。

 その事実を示すように、今年の夏ペンシルベニア州では各地の自然公園の至る所に「ビッグフットに注意」という内容の警告文が貼り出された。この警告文は同州の自然保護局(DCNR)名義で出されたもので、「この地域でビッグフットに似た生き物に遭遇したという報告が寄せられたため、公園を訪れた人は滞在中に注意を怠らないようにし、万が一ビッグフットを見かけたら避けるように」と書かれていた。

 しかし、この警告書が実は偽物だとする声明を保護局が出したのである。

 地元メディアの報道によると、自然保護局は夏に当局を騙る偽物の警告書が貼られて以来、数週間に渡って問い合わせに応対してきたと表明。広報担当者のウェスリー・ロビンソン氏は問題の警告書はDCNRによるものではないことを強調し、「何カ月も前から公園内で見かけてきましたが、許可を得ていない掲示物なので、報告を受けたり見つける度に職員が撤去しています」と訴えた。そしていたずらの規模に相当うんざりさせられたのか、ロビンソン氏は「ビッグフットは存在しない」と大々的に宣言したのである。

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画像は「Coast to Coast AM」より

 ちなみに政府機関が公式にビッグフットは居ないと声明を出すのはかなり久しぶりのこと。ビッグフットを観光資源にする自治体も少なくない中、今回のペンシルベニア州自然保護局の声明はなかなか珍しいものだといえるのではないだろうか。

参考:「Coast to Coast AM」、ほか

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文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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