遂にAIが反乱を起こした? 所定ルートから外れて食料品店からロボットが脱走!

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画像は「YouTube」より

 国内のレストランでも見かけるようになった配膳ロボット。指定された席へ料理を乗せて運んでいく姿はロボットながら健気に働いているようにも見えてしまう。

 そんな店で働くロボット達がSF映画のように反乱を起こした(?)という事件が海外で報告されて話題になっている。

 アメリカはペンシルベニア州ヘラータウンにある食料品店「Great Food Store」では、数年前にマーティというロボットが導入され、常に通路を動き回っている。このロボットは床に汚れがないか監視し、顧客には価格等の商品情報を提供、従業員には品切れの商品について知らせるなど店内でさまざまな働きをみせており、今ではすっかりこの食料品店でおなじみの存在となっていた。

 しかし5日日曜日、なぜかマーティは店内を周回する所定のルートから外れ、店から脱走。従業員が追いつくまで駐車場を逃げ回ったのだ。

 この様子は来店客にも目撃されていたようで、当事この店に買い物に来ていた一人のRebecca Prendergastさんはマーティの逃走劇の一部始終を撮影し、自身のFacebookで動画を公開。「マーティはもう少しで自由になれるところだったのに、食料品店の刑務所に引きずり戻されてしまった」とコメントしていた。

 極めて稀なケースであるが、なぜか室内で稼働しているお掃除ロボットのルンバが外に出てしまうことがある。おそらく今回の脱走劇も何らかのエラーが生じて、マーティが店舗内と店舗外を誤認識してしまったのではないかと考えられている。しかし、マーティの機械のどこかに「食料品店の向こうに何があるのか、ずっと見たくてたまらなかった」という感情が宿り、この日ついに自分の目で見ようと決心したのではないか……と想像している人もいるようだ。

 人工知能(AI)が人類の知性を超える「シンギュラリティ」やAIが感情を持つことがそう遠くない未来に起こると言われているが、「マーティの反乱がその前兆だった」と後世で語り継がれることになるかもしれない、というのは考え過ぎだろうか。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

ミステリーニュースステーションATLAS編集部員
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