もうすぐ「石油肉」の時代が到来!? 闇に葬られた極秘“たんぱく質製造法”を徹底解説!

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イメージ画像:「Gretty Images」

かつて行われていた衝撃研究の実態は!?

「弊社は天然ガスを採掘したり、天然ガスからメタノールを作っています」(大手メーカー担当者)

 天然ガスを酸化させたメタノールは、アクリル樹脂などプラスチック製品の原料となる。かつて同社では、このメタノールや石油からたんぱく質を生産する研究を実際に行っていたという。

 もちろん、一口に「石油からたんぱく質を作る」といっても、プラスチックを作るように簡単なことではない。微生物を利用するのだ。ある種の酵母菌を使い、(石油の場合は)ノルマルパラフィン、(天然ガスの場合は)メタノールをエサとして食べさせる。そうして増やした酵母菌が食用になるのだ。しかも、ただ単に食べさせるだけでいいという話ではなく、実用化にはかなりの苦労があったようだ。

「ある種の酵母菌は、メタノールを分解して糖にすることができるんです。糖をエネルギー源として増殖する。ただし問題は、その途中でメタノールからホルムアルデヒドができることなんです。これは毒性が強く、菌たちが自ら分解して作ったホルムアルデヒドのせいで死んでしまうんです」(前出・同)

 ホルムアルデヒド以外にもいろいろな代謝物が増えると増殖が止まる。そこで培養液を希釈しながら成長した酵母だけを取り出すという連続培養技術を確立、ついにプラントの立ち上げまで至ったという。

闇に葬られた経緯

 こうして出来上がった石油たんぱくは、養殖魚や家畜の飼料に魚粉の代わりとして添加された。水産庁の試験では、魚粉のエサよりも30%も成長が良いことがわかった。特に高水温で生育するコイ、ウナギで良い結果が出たという。豚の場合、エサとする大豆粉の3%を石油たんぱくに置き換え可能と試算された。

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 ところが量産を始めるなり、消費者団体からクレームが入った。石油は人体に有害で、それを家畜のエサに使ったら、飼料に残留した化学物質が肉にも残って健康を害するのではないか、というのだ。

 前述の通り、発酵のプロセスで化学物質が残留すれば酵母菌が死んでしまうため徹底的に除去されていたのだが、現代の放射能騒ぎ然り、そうした理詰めの説明など消費者団体には通用しない。

「それに当時は分析技術も十分ではなくて、石油由来のたんぱく質の中に化学物質が残留していないと言い切れなかったんですね」(前出・同)

 そして決定的だったのは、旧厚生省の課長による国会答弁だった。

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