幽霊が出る橋に標識を設置! 恐ろしい顔をして佇む女の霊=アメリカ

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画像は「Coast to Coast AM」より

 アメリカ・ノースカロライナ州にある「若い女性の幽霊が出る」という伝説が残る橋に、幽霊の言い伝えを記した標識が新たに設置・公開され、話題になっている。

 地域の言い伝えによると、同州のジェームズタウンにあるこの橋では、1920年代にリディアという若い女性が交通事故死に遭い、亡くなったという。事故以来、複数のドライバーがこの橋で佇む女性の霊に遭遇。彼女の亡霊が今も立ち続けていると話題になった。超常現象作家のエイミー・グリア氏によれば、「彼女はただ恐ろしい顔をしてその場に立っており、車に乗ってくることも、ヒッチハイカーかと思って声をかけた人と一緒に行くこともなかった。なぜなら、声をかけたら消えてしまったからだ」とのこと。

 この不気味な話は地域に浸透し、やがて橋は「リディアの橋」と呼ばれるようになった。そして5日金曜日、橋のたもとに幽霊を記念するプレートが設置され、一般に公開される運びとなった。プレートには「1920年代から、ここでヒッチハイクをする若い女性の幽霊が目撃され、ドライバーが助けに来ても消えてしまう」と幽霊の言い伝えの概略が記されている。

 標識の設置は、超常現象を専門に扱うポッドキャスト番組「カロライナ・ヘインツ」の発案によるもの。これにアメリカ中の地域の歴史を祝い保存することを目的とする団体であるポメロイ財団が提供し、実現に至った。ポメロイ財団はこれまでにも「伝説と伝承プログラム」の一環として、UMA(※)「チャンプ」がいるとされるシャンプレーン湖に「怪物伝説」をテーマにした2つの標識を設置するなど、ユニークな伝説を残す試みを各地で行っている。果たして次はどこに遊び心のある標識が立つのか、気になるところだ。

(※) UMA(ユーマ、Unindentified Mysterious Animal)とは未確認生物を意味する和製英語。未確認生物とは何世紀にもわたって語り継がれてきた物語や伝説に登場したり、また、今日でも目撃例があるが実在が確認されていない生物のことだとされている。物語、伝説、噂話などで語られる生物であるため、科学的な対象ではなく、“オカルト”に分類される。英語圏で、未確認生物はCryptid (クリプティッド)と呼ばれ、これを研究する学問はCryptozoology(クリプトズーロジー、暗号生物学)と呼ばれるのが一般的。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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