フランス暴動の原因は「マクロンの裏切り」? グローバリストがイスラム過激派を扇動か=ジェームズ斉藤
【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】
ジェームズ:ここ一週間ぐらいフランスで暴動が続いていますね。北アフリカ系のイスラム教徒の移民の若者が警官に射殺されたのが原因でした。
──あの発砲ですが、警官も不可抗力だと思いますね、映像を見る限り。
ジェームズ:そうですね。若者は車に乗って逃げようとしていますし、こういう事件ってこれまでも何度もあったんです。しかし、この事件だけは大きく扱われてフランス全土で暴動が起こっています。
──もはやフランス人対移民の内戦ですよね。
ジェームズ:はい。しかし、この事件が偶発的に起こったものなのかはまだ完全にわかっていないんですね。
──えっ、仕組まれた可能性があるんですか!?
ジェームズ:2020年のアメリカのフロイド事件(※1)でもわかるように、ある一つの事件をきっかけに全国的に広がる暴動というのはほぼ仕組まれています。それを示唆する一つの証拠としてNetflixのドラマがありますね。
──Netflix!? ドラマ!?
ジェームズ:はい。去年の夏ぐらいにNetflixで『アテナ』(※2)というドラマが公開されたんですが、その内容がフランスの架空の貧民団地アテナに住むイスラム系移民の若者が警官たちに殺されたことがきっかけでフランスに住むイスラム教徒が暴動を起こすというものです。
──今回の事件そっくりじゃないですか!
ジェームズ:こういうのを「予測プログラミング」といって、将来起こることをなんらかの形で前もって示す認知戦の常套手段です。アメリカですと、アニメ『シンプソンズ』が有名です。
──あっ、『シンプソンズ』の予測はかなり当たると有名ですね。
ジェームズ:偶然にしては当たりすぎなんですよ。あれは完全に「予測プログラミング」をやっていて今回のフランスの暴動も前々からこういうシナリオでいくというのが仕掛けられていたんです。ここで気になるのが、フランス大統領のマクロンです。彼は暴動が起こる1週間ぐらい前に「フランスはBRICs(※4)に入ることを検討している」と言ったんですね。
──BRICsですか!?
ジェームズ:意外ですよね。しかし、マクロンはウクライナ戦争が始まってからほかの西側諸国とは違う、独立路線を歩み始めて、中国に急接近しているんです。北京まで行って習近平と単独で会ったり、「中国をあまり追い込むようなことはしてはいけない」とか言い出してます。マクロンはグローバリストのくせに英米主導のウクライナ戦争に振り回されるのは嫌だということで中国にすり寄っているんです。
──グローバリスト側を裏切っているんですね。
ジェームズ:フランスの経済はいまメチャクチャですからね、パンデミックの時のロックダウンもかなり厳しくやりましたから。フランスの経済はあれでボロボロになりました。もともとマクロンはゴリゴリのグローバリストでロスチャイルド銀行の元役員で、LGBT大賛成ですし、移民受け入れにも大賛成でしたから。
──ですから、今回の暴動の原因を作ったのもマクロンですよね。
ジェームズ:彼の極左政策が跳ね返ってきているんです。ただし、ロスチャイルドはBRICsにもかなり利権を持っています。プーチン・ロシアもロスチャイルド家をバックにしていて、モスクワにはロスチャイルド商会というのがあります。この商会はこれだけ西側から経済制裁をかけられているのにいまだに機能しています。プーチンをエリツィンに紹介したのもロスチャイルド系のアブラモビッチというユダヤ人オリガルヒ(※6)ですからね。ともかく、マクロンの独善的な政策はもう国民に見え透いているので、この暴動で失脚する可能性が高いです。フランス軍ももうマクロン降ろしを画策しています。
──つまり、この状況はマクロンがBRICsに入ると言い出したがために起こっているということですか?
ジェームズ:そうです。イスラム移民というのはほとんどが「コントロールされた反対勢力」で、マクロンの行動が火をつけてしまいました。
──誰によってなんですか?
ジェームズ:世界経済フォーラムに代表されるグローバリストのネットワークです。有名どころでは以前の記事で暴露したジョージ・ソロスです。彼はアフリカや中東からのイスラム教徒の移民をヨーロッパに送る工作に対して金をばら撒いていました。彼の信奉する哲学的教義の「オープン・ソサエティ」とはまさに今のカオスと化したフランスのことを指します。問題はこのような超国家勢力がCIAなどの諜報機関に下請けをさせていることです。バイデン政権になってからCIAも世界経済フォーラムのネットワークに完全に組み込まれています。諜報機関というのはいつでもこういった大規模な暴動を起こせるようにアンティファ(※5)のような組織をいろんな国で作っていて、オーダーがあった瞬間に関係者がやってきて金をばらまいて煽るんですよ。今回はイスラム過激派の人たちを煽っています。
──裏切り者のマクロンの粛清なんですね。
ジェームズ:すでにフランス軍がクーデターを起こしてマクロンを下ろすと宣言していますからね。しかし、これはフランス人にとって悪い話ではありませんよね、フランスをメチャクチャにした張本人を追放できるわけですから(笑)。
──そうですよね。日本も自衛隊とかが立ち上がっていまの政権を倒してくれないかなぁ(笑)。
ジェームズ:実は、そういう流れはすでに起こっています。フランスの隣のオランダのマルク・ルッテ首相はバリバリのグローバリストなんですけど、フランスの暴動の影響で支持率が下落し、内閣総辞職しています。政治家を引退するようですね。このルッテの次がマクロンだと言われています。たぶん、辞めざるを得ないでしょう。もしマクロンが辞めるようなことになるとほかのG7諸国にも波及することになると思います。
──ヨーロッパ全体がナショナリズムにちゃんと目覚めるということですね。
ジェームズ:イタリアでもうそれは実証されていますし、イギリスでもブレグジットで半分ぐらい実現されています。オランダでもグローバリストのマルク・ルッテ首相が失脚したのでドミノ現象になっていますね。
──フランスの暴動って実はいい流れなんですね。
ジェームズ:反グローバリズムとしてはいい流れです。歴史的に考えるとヨーロッパの政治バランスをゴロッと変える国ってやはりフランスです。フランス革命、諸国民の春、パリ・コミューンなど、ヨーロッパにおける社会変革の発端はフランスですから、今回、この暴動がフランスで起こったことはとても意味があります。この波はおそらく日本にも時間をおいてやってくるはずです。なにしろ、岸田さんはマクロンがやって反感を買った政策をすべてやっていますから。特にLGBT法案が決定的だと思いますね。
──ほぼすべての日本国民が反対してますからね、いまでも。
ジェームズ:フランスもそうですけど、政府と国民のギャップが著しい政権は倒れないといけませんね。いずれにせよ、今回のフランスの暴動はグローバリストの思惑が頓挫し、フランス国民が自分のアイデンティティを取り戻すきっかけになればいいですね。それがヨーロッパに、そして日本にまで波及することを期待します。
(※1)2020年5月25日にミネアポリス近郊で警察官に取り押さえられたジョージ・フロイド(当時46)が死亡した事件。拘束した警察官が白人、フロイドさんが黒人だったということもあり、この事件以降、全米でBLM(ブラック・ライブズ・マター)運動と暴動が多数発生した。
(※2)『アテナ』(原題:Athena)は、ロマン・ガヴラス監督・共同脚本による2022年のフランス大作アクションドラマ。主演はダリ・ベンサラー、サミ・スリマン、アンソニー・バジョン、ウワシーニ・エンバレク、アレクシス・マネンティ。
(※3)予測プログラミング(predictive programming)とは、政府やその他の上層部がフィクションの映画や本を集団マインドコントロールの道具として使い、計画された未来の出来事を国民が受け入れやすいようにしているという理論。
(※4) ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の新興5カ国。BRICSとも。
(※5)アンティファ(Antifa)は、反ファシズムを標榜する極左組織。
(※6) 1990年代に急速に富を蓄積したソビエト連邦構成共和国の大富裕層。
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