悪魔崇拝…?Google mapで見つかった「謎の五芒星」の正体とは?!=カザフスタン

画像は「Google Maps」より

 中央アジアの風に吹かれた草原、カザフスタンの孤立した一角に、地表に刻まれた大きな五芒星がある。そして今、考古学者がその謎めいた建造物の出所を明らかにした。

 円形に囲まれた五芒星は、アッパー・トボル貯水池の南岸にあり、グーグルマップに鮮明に表示されている。最も近い集落は、東に約20キロ離れたリサコフスク市である。

 リサコフスク周辺地域には、古代の考古学的遺跡がたくさんある。青銅器時代の集落、墓地、埋葬地(その多くはまだ調査されていない)が、風の吹きすさぶ風景の中に点在している。

 カザフスタン北部の荒涼とした湖のほとりで、直径およそ1,200フィート(366メートル)のこの奇妙なシンボルは何を表しているのだろうか?当然ながら、多くのネット上のコメントには、この場所を悪魔崇拝、極悪非道な宗教宗派、あるいは冥界の住人との関連に結びつけている。

 五芒星の中心にズームすると、Google mapの以前の閲覧者によって強調表示された2つの場所が表示され、一方のスポットはアダム、もう一方はルシファーと呼ばれている。ルシファーはしばしばサタンと関連付けられる名前である。

 五芒星は、多くの文化や宗教団体で使われている古代のシンボルである。メソポタミア人、ピタゴラス人(古代ギリシャの数学者ピタゴラスの信奉者)、キリスト教徒、フリーメーソン、ウイッカン(ヨーロッパの多神教や魔女の実践を復興する思想・宗教運動者)によって採用されている。

 カザフスタンの五芒星は、Google mapから得られた最初の奇妙な発見ではない。ニューメキシコ州の砂漠には、2つの大きなダイヤモンドが重なり合った円に囲まれているものがある。サイエントロジー教会に関する文献の著者によれば、これはサイエントロジー教会の隠された地下壕の跡だという。

 ゴビ砂漠の奥深く、Google mapを見ると、八木アンテナアレイ(方向性の高い受信感度を持つアンテナ)を見つけることができる。八木アンテナアレイは、ひび割れた巨大なガラスの破片のように見えるが、大気圏の研究に使われている装置である。

 航空写真からカザフスタンの五芒星が何であるかを正確に検討することは難しいが、リサコフスク地域で長年の経験を持つ考古学者のエマ・ウスマノワは次のように回答している。

「それは星の形をした公園の輪郭です」

 カザフスタンは、1991年のソビエト連邦解体まで旧ソビエト連邦の一部だった。この星はソビエト時代に人気のシンボルだったのだ。星はソ連全土で、建物のファサードや旗、記念碑の装飾によく使われていた。実際、いくつかのネット上のコメントの中には、「この場所はソ連時代のキャンプ場の廃墟ではないか」という指摘がなされていた。

 ウスマノワの説明によると、湖畔の公園の星は、現在では木々が立ち並ぶ道路によってマークされており、航空写真では星の形がよりはっきりと見えるのだという。現在は放棄され、雑草が生い茂っているこの場所のその他の画像は、englishrussia.comで見ることができる。

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

【文 黒蠍けいすけ】

TOCANA編集部

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