レプティリアンは実在するのか?古代から語り継がれる“爬虫類人”伝説

古代神話と爬虫類神の一致
人類の歴史には、しばしば“半人半爬虫類”のような存在が登場する。これは単なる神話か、それとも何かの記憶なのだろうか。メソアメリカ神話には、羽を持つ蛇「ケツァルコアトル」やマヤ神話の「ククルカン」といった、明らかに爬虫類的な神々が登場する。彼らは“創造神”として崇拝され、空と大地を繋ぐ存在とされていた。
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実際、紀元前900年頃のオルメカ文明の石碑にも、儀式を行う人の背後に蛇が立ち上がる姿が刻まれている。これらの神々は、文化や地域を超えて共通する特徴を持っており、同様の存在がアジアの古代文明でも見られる。中国やインドには“龍の皇帝”や“蛇神”の伝承が多く残っており、世界各地で“蛇”や“爬虫類的存在”が崇められていた痕跡が存在する。

聖書・コーラン・先住民伝承に見る“爬虫類的存在”
このような存在は神話や伝承にとどまらず、宗教文書にも顔を覗かせる。聖書の『創世記』では、エデンの園でアダムとイブを誘惑した“蛇”が登場するが、一部の解釈では、この蛇はもともと人間のような姿をしていたとも言われる。また、『イザヤ書』に登場する「セラフィム」は、異世界的な爬虫類に通じる姿とも解釈されることがある。

さらに、イスラム教の聖典『コーラン』では、人間の前に地球に住んでいた存在として「ジン(Djinn)」が語られる。彼らのリーダー、イブリースは神に背き、地に縛られる運命を負った。これは、創世記の蛇の物語に類似しており、爬虫類的な存在が“堕ちた存在”として描かれている点でも共通している。

一方、ネイティブ・アメリカンのホピ族には、約5000年前の隕石群の影響で地中に避難した“トカゲ人間”の話がある。ロサンゼルスの地下に広がるトンネル網を築き、高度な技術で岩を溶かす力を持っていたという。また、インド・バラナシには“ナーガ族”という半神半蛇の民が地下都市「パータラ」に住んでいたという伝承もある。
ウバイド文化と“レプティリアンの痕跡”
イラク南部で栄えたウバイド文化も、レプティリアンの痕跡とされる文化の一つである。考古学者レナード・ウーリーによって発掘された地では、トカゲのような顔を持つ人型の像がいくつも発見された。これらの像は宗教的儀式を表すものではなく、日常的なポーズを取っていたため、単なる神像ではなく、当時人間と共に暮らしていた存在ではないかとも言われている。

このように、メソアメリカからアジア、さらには古代中東に至るまで、爬虫類的存在に関する神話や遺物が多く見つかっている。これらは単なる空想の産物なのか、それとも何らかの“共通の記憶”に基づいているのだろうか。
数千年にわたって語り継がれてきた爬虫類型存在の伝説は、単なる神話として片付けるにはあまりにも世界中に共通しすぎている。私たちの知らない“隣人”が、今もどこかで静かに暮らしているのかもしれない。
参考:The Ancient Code、ほか
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2024.10.02 20:00心霊レプティリアンは実在するのか?古代から語り継がれる“爬虫類人”伝説のページです。レプティリアン、神話、爬虫類人などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで