謎に包まれた「白い神々」メソアメリカに残る古代宇宙飛行士の痕跡か?

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 メソアメリカは、現在のメキシコから中央アメリカにかけて栄えた古代文明の地であり、その地域の神々にはある共通点がある。それは、「白い肌を持つ神」という伝承だ。インカの創造神ヴィラコチャ(Viracocha)、アステカのケツァルコアトル(Quetzalcoatl)、マヤのククルカン(Kukulkan)。これらの神々は、なぜか白い肌と長い髭を持つ存在として描かれている。

 それだけではない。彼らは空から現れ、文明の知識を人々に授けたと伝えられている。そして、去り際には「再び戻ってくる」と約束したという。果たしてこれは単なる神話なのか、それとも遥かなる過去に訪れた異星の知的生命体の記録なのだろうか――。

創造神「ヴィラコチャ」光をもたらした白き神

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画像は「Wikipedia」より

 ヴィラコチャは古代アンデス文明の創造神であり、インカの神話において最も重要な神の一柱とされている。彼はチチカカ湖から現れ、闇を照らし、太陽や月、星を生み出したと伝えられている。

 さらに、ヴィラコチャは人間を創造したが、最初の試みでは「脳のない巨人」を作ってしまい、それに失望したために彼らを滅ぼし、新たに人間を創ったという。まるで、科学的な実験を繰り返すかのようなこの伝説は、単なる神話以上の何かを示唆しているのではないだろうか?

「ケツァルコアトル」と「ククルカン」羽を持つ蛇の神

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画像は「Wikipedia」より

 メソアメリカには、「羽毛を持つ蛇」の神が広く信仰されていた。アステカではケツァルコアトル、マヤではククルカンとして崇拝され、いずれも天から降り立ち、文明を人々に授けた神とされる。

 この神々が登場する以前、メソアメリカにはピラミッド建設技術、天文学、農業の知識は存在しなかった。しかし、彼らが「天から現れた」とされる時期と一致するように、突如として高度な都市文明が誕生したのだ。

「ティワナク」と「プマ・プンク」異星の技術?

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半地下式の広場 Dr. Eugen Lehle – Own work http://bodenlabor.de, CC 表示-継承 3.0, 出典

 南米のティワナク(Tiahuanaco)やプマ・プンク(Puma Punku)の遺跡には、現代の建築技術でも解明できない驚異的な石造建築が残されている。

 特にプマ・プンクには、精密にカットされた100トンを超える石ブロックが並び、まるでレーザー加工されたかのような仕上がりを見せている。現代の技術でさえ、このような精度で石を切断・運搬することは困難だ。

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 さらに、ティワナクの遺跡では、あらゆる人種の特徴を持つ顔の石像が見つかっている。そこには、長い髭を生やした人物や、頭蓋が異常に長い者も含まれている。これらは、地球外の存在が古代文明に関与した証拠なのだろうか。

征服者たちが「神」として迎えられた理由

 16世紀、スペインの征服者フランシスコ・ピサロがインカ帝国に到達したとき、現地の人々は彼らを「ヴィラコチャの再来」として迎えたという。同じように、アステカ帝国がスペインのエルナン・コルテスに降伏した際も、「ケツァルコアトルが戻ってきた」と信じられた。

 つまり、古代の神話とスペイン人の到来が重なり、人々は白い肌と髭を持つ彼らを神の使いと勘違いしたのだ。しかし、それは単なる偶然なのか。それとも、かつて「白い神々」が地球に降り立っていたという記憶が、伝承として残されていたのか。

古代の知識はどこから来たのか?

 メソアメリカやアンデス文明が急速に発展した背景には、何か未知の知識が関与していた可能性がある。

・なぜ、彼らの神々は「空から現れた」とされるのか?
・なぜ、彼らは「再び戻る」と語ったのか?
・なぜ、彼らの建築技術は現代の技術でも解明できないほど精密なのか?

 メソアメリカの伝説は、単なる神話ではなく、遥か昔に訪れた存在たちの記憶なのかもしれない。そして、もしそれが事実であるならば——彼らはいつ戻ってくるのだろうか。

参考:The Ancient Code、ほか

TOCANA編集部

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