霊体が「あの世」へ旅立ちすぎて幽霊が枯渇?エネルギー不足か=イギリス

 イギリスにおいて、古い霊体が衰弱あるいは「あの世」へ旅立っていったことにより、幽霊が減少しているという指摘がなされた。この指摘は、パラノーマル現象の専門家であるポール・リー博士によるものである。

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 リー博士は次のように説明した。「2020年1月以降、私は有名な心霊スポットに連絡を取り、そこに住む人々や施設の所有者、従業員に最近の超常現象について尋ねてきた。現時点で約800件の返答を得ているが、イギリスで最も有名な心霊スポットの一つとされるサウスヨークシャーのコニスボロー城やストラトフォードのエッティントンパークホテル、ロンドンのピカデリー通りにあるデパートのフォートナム&メイソンさえ、ここ数年は何の異常な出来事も体験していないと答えている」

「これらの回答から、多くの幽霊が休眠状態になっているか、消滅したか、あるいは”あの世”へ旅立ったようだと思われる」とリー博士は分析する。

 彼はさらに次のような見解を示した。「幽霊には当初、自然なエネルギー源があったが、時間の経過とともにそのエネルギーが衰え、もはや顕現する余力がなくなってしまったのかもしれない。あるいは、そのエネルギー源が本来の場所から離れてしまい、結果として霊体が姿を現せなくなった可能性もある」

 一方で、リー博士はノーフォーク州フェアステッド出身で核物理学の博士号を持つ人物でもあり、「しかし、幽霊が再充電される可能性も否定できない。過去には長年の休止期間を経て、突然幽霊が現れたという事例もあると聞く」と希望を残した。

 イギリスでは、古い建物や場所に関する超常現象の目撃例が少なくない。最近では、シェフィールドの有名なメルトダウンバーで、スタッフがドアの開閉音や勝手に点灯したり消えたりする照明、勝手に点くテレビ、さらには幽霊らしき人影までを目撃したという。

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 こうした一連の出来事に驚いたスタッフは、専門家のチームを招いて徹底的な調査を行った。この調査を主導したWAHパラノーマルグループは、長年の歴史を持つこのバーの過去に何らかの出来事があった可能性を指摘している。

 日本でも霊の寿命は400年程度であり、戦国時代以前の幽霊は目撃例が減ったなどという噂もあるが、イギリスの幽霊も同じようなものなのだろうか。やはり幽霊のエネルギーもいつかは枯渇していくのかもしれない。

参考:Daily Star

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TOCANA編集部

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