「地下世界で眠る巨人と会った」2つの驚異的実話とは!?知られざる“古代の神々”の秘密

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 世界各地に伝わる巨人伝説だが、その中でも特に興味深い話が2つあるという。1つはチベットの宮殿、そしてもう1つは米ミズーリ州でのエピソードだ。

■宮殿の下の地下世界で巨人が眠っている?

 ロブサン・ランパ著の『The Third Eye(第三の眼)』(1956年刊。日本版は講談社)は、著者がチベットで体験した宗教的修練が綴られた興味深い内容になっているが、その中にはダライ・ラマの宮殿(ポタラ宮殿)の“地下ツアー”の模様も描かれている。そこでランパは、巨人を目撃したというのだ。

 チベット・ラサにあるポタラ宮殿の地下には、複雑な洞窟が網の目状に広がっているということで、ある日ランパは司祭と共に洞窟へと降りたのだった。

 暗い洞窟を進むうちに、彼らは天井が非常に高い広大な空間に入り込んだのだった。そこには湖もあり、壁には神秘的な幾何学模様や、何らかの機械の図画、不可解な言語などが描かれており、その中には巨人の姿を描いた絵もあった。

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 その後、彼らは曲がりくねった側道を通り、地下空間にある“黒い家”にやって来た。その屋内には黒曜石に似た滑らかな黒い石で作られたと思しき3つの石棺があり、その表面には奇妙な天体図のようなシンボルがびっしりと描かれていた。

 そして、これらの石棺の中に、奇妙な3体の巨人の遺体が安置されていたのだ。同行した司祭によれば、この巨人は古代の神々の遺体であるという。

「私は何度も見て、魅了され、畏敬の念を抱きました。裸で金色をした3人の巨人が私たちの前に横たわっていました。2人の男性と1人の女性です。人体のすべてのラインが金色でした。そしてなんといってもそのサイズです! 女性の身長は3メートルあり、2体の男性のより大きい方は4.5メートル以上ありました。彼らの頭は大きく、上部はやや円錐形でした。顎は細く、口は小さく、唇は薄く、鼻は長くて細く、閉じた目は横一文字で深く窪んでいました。死んでいるのではなく眠っているように見えました」(同著より)

 さらに地下世界の旅を続ける一行であったが、暗い洞窟を“ひらひらと舞う”これまで見たこともない生き物を見たり、壁のスライド式扉の奥に広がる明るく照らされた部屋にも入ったという。

 この地下世界への旅を終えたランパは「過去を見る」新しい能力を獲得したと主張し、彼が見た古代のビジョンでは、石棺で眠っていた謎めいた巨人たちは古代の地球を支配していた種族であったことが示されていた。

 はたして、ポタラ宮殿の下に巨人が眠る地下世界が広がっているのだろうか。今後科学的な調査が可能になる日がくるのか大いに気になるところだ。

■地下巨大空間で人間の3倍の身長の巨人の骨

 そして、もう1つの地下世界の巨人は米ミズーリ州で報告されている。

 1885年の「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事では、ミズーリ州ランドルフ郡のモバリー近くの炭鉱作業員、デビッド・コーツとジョージ・キーティングの2人の男性が、地下110メートルの地点で古代の巨大な地下都市を発見したという驚くべきニュースが報じられている。

 2人の作業員は、坑道を掘り進めていたところ硬く分厚い溶岩層に出くわし、何とか溶岩層を突き抜けたところでアーチ型の巨大な空間に出ることになったのだ。

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 広大な空間を形成する壁と天井は美しい石で囲まれており、床には石造りのベンチと何らかの機械がいくつも置いてあった。さらに、光沢のないブロンズのようなものでつくられた彫像がいくつもあった。そして広場には石造りの噴水もあり、実際に水が噴き出していた。

 2人がさらに空間を進んで行くと、暗闇の中で何千年もの間そこに安置されていたと思われる巨人の脚の骨を発見する。大腿骨は1.4メートル、脛骨は1.3メートルであったことから、人間の3倍の身長の巨人であることが推測された。

 ほかにも青銅と火打ち石のナイフ、石と花崗岩のハンマー、金属製のノコギリなども見つかり、素晴らしいスキルと高度な技術を持った文明の証拠が示された。

 この驚くべき発見について、2人の作業員は周囲はもちろんメディアや当局にも話したのだが、この「ニューヨーク・タイムズ」紙の記事が出たのみで、どういうわけか続報はどこからも聞かれることはなかった。

 アメリカの学術研究機関である「スミソニアン協会」によって隠蔽されたという噂も一時流れたが、ともあれこの話題についてはその後まったく語られることはなくなった。坑道と繋がった広い空間にその後調査が入ったのだろうか。そして巨人の骨はどこへいったのか? どちらのケースも場所がはっきり特定されているだけに、今後何らかの動きがあってもおかしくないのかもしれない。

参考:「Mysterious Universe」、ほか

 

※当記事は2022年の記事を再編集して掲載しています。

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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