実在する“珍しい恐怖症”10選!あなたはどれかに当てはまる!?

イメージ画像 Created with DALL·E

 世の中にはさまざまな恐怖症が存在する。一般的なものとしては、高所恐怖症や閉所恐怖症などが挙げられるが、中には極めて珍しい恐怖症もある。今回は、実際に医学的に認められている「珍しい恐怖症」を10種類紹介する。関係ないが、筆者は高所恐怖症とデカい魚恐怖症だ。

ピーナッツバター恐怖症(アラキブチロフォビア)

 アラキブチロフォビア(Arachibutyrophobia)は、ピーナッツバターが口の上あごに張り付くことに対する恐怖症である。一般的に、ほとんどの人が似たような感覚を経験したことがあるかもしれないが、この恐怖症を持つ人は極端な恐怖を感じ、ピーナッツバターを口にすることすらできない。専門家によると、この恐怖の根底には「気道閉塞への不安」があるとされる。最悪の場合、患者はピーナッツバターを完全に避けるしかなくなる。

料理恐怖症(マゲイロコフォビア)

 マゲイロコフォビア(Mageirocophobia)は、料理を作ることに対する強い不安を感じる症状である。過去に火傷を負った経験や、食中毒の恐怖が発端となることが多い。中にはレシピを目にするだけで恐怖を感じ、調理を完全に避ける人もいる。この恐怖症は特に重症化すると、食事の準備ができなくなり、生活に大きな影響を与える。

電話恐怖症(テレフォビア)

 テレフォビア(Telephobia)は、電話をかけたり受けたりすることに強い不安を感じる症状である。特に社会不安障害の一部と見なされることが多く、他人と直接話すことに対する恐怖が根底にある。この恐怖症を持つ人は、電話をすること自体を避けるため、仕事や日常生活に支障をきたすことがある。

イメージ画像 Created with DALL·E

黄色恐怖症(ザンゾフォビア)

 ザンゾフォビア(xanthophobia)とは、黄色という色自体に対して強い恐怖を感じる症状である。バナナやスクールバス、さらには花など、黄色が含まれる物体すべてが対象になる。幼少期のトラウマが原因となることが多く、黄色を見ることで不快な記憶が蘇り、強い不安を感じることがある。

入浴恐怖症(アブルトフォビア)

 アブルトフォビア(Ablutophobia)は、入浴や体を洗うことに対して強い恐怖を感じる症状である。特に小さな子供に見られることが多く、水への恐怖から発展することもある。ほとんどの場合、成長とともにこの恐怖は解消されるが、ごくまれに大人になっても持続するケースがある。

イメージ画像 Created with DALL·E

携帯電話・スマホが手元にない恐怖症(ノモフォビア)

 ノモフォビア(No-Mobile-Phobia)とは、携帯電話・スマホを持っていないことに対する極度の不安を指す。現代社会では多くの人がスマートフォンに依存しているため、バッテリー切れや圏外になるだけで強いストレスを感じる人もいる。ノモフォビアは、携帯電話依存症と密接に関係しているとされる。現代社会では意外と多いのではないだろうか。

目を開けることへの恐怖(オプトフォビア)

 オプトフォビア(optophobia)は、目を開けること自体に恐怖を感じる症状である。外界を見ることに対する強い不安があり、多くの場合、トラウマや精神的ショックが原因となる。重症化すると、暗い部屋で生活することを選ぶ人もいるという。

風船恐怖症(グロボフォビア)

 グロボフォビア(Globophobia)は、風船そのものや、風船が割れることに対して強い恐怖を感じる症状である。特に大きな音に対する不安が影響しており、幼少期に風船が割れた際のショックが原因となることが多い。

イメージ画像 Created with DALL·E

若者恐怖症(エフェビフォビア)

 エフェビフォビア(Ephebiphobia)は、十代の若者に対する恐怖を指す。この恐怖症を持つ人は、若者が騒ぐ姿を見ただけで不安を感じることがある。原因としては、ニュースや映画で描かれる若者のネガティブなイメージが影響していると考えられている。

労働恐怖症(エルゴフォビア)

 エルゴフォビア(Ergophobia)は、働くことや職場環境に対する恐怖を指す。過去の職場でのストレスや、厳しい上司の影響で発症することが多い。この症状が進行すると、仕事に対する極度の回避行動を示し、社会生活に深刻な影響を及ぼすことがある。

 恐怖症と聞くと、つい一般的なものを思い浮かべがちだが、世の中には想像を超えるような恐怖が存在する。どれも他人から見れば奇妙に感じるかもしれないが、当事者にとっては深刻な問題だろう。もし自分にも『これ、ちょっとわかるかも…?』と思うものがあれば、意外と仲間は多いのかもしれない。恐怖とうまく付き合うコツを見つけていきたいものだ。

参考:Listverse、ほか

関連キーワード:

文=深森慎太郎

人体の神秘や宇宙の謎が好きなライター。未知の領域に踏み込むことで、日常の枠を超えた視点を提供することを目指す。

深森慎太郎の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

実在する“珍しい恐怖症”10選!あなたはどれかに当てはまる!?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング11:35更新