デンバー空港の“5大陰謀論”と謎！地下トンネル、ナチス、フリーメイソン、新世界秩序の真実

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　アメリカ合衆国コロラド州に位置するデンバー国際空港（Denver International Airport）。この巨大な空港は、単なる商用空港以上の謎を秘めているとして、多くの陰謀論が語られてきた。地下トンネルの存在、フリーメイソンのシンボル、さらにはナチスや新世界秩序（NWO）の関連性まで、疑惑は尽きない。今回は、このデンバー空港にまつわる「5つの陰謀論」を紹介する。

1.地下トンネル

　デンバー空港の開港は1995年2月28日に決まっていたが、その前に何度かの延期を経て開港した。この長い遅延と膨大な建設費の増加には、当初の17億ドルから45億ドルにまで膨れ上がったという事実がある。この異常な出費と時間の遅れが、陰謀論者たちの間で大きな疑念を呼んだ。

　中でも最も注目を集めたのは、空港の地下に隠されたとされる巨大なトンネルだ。公式には、この地下トンネルは貨物輸送や空港のインフラ整備のために建設されたとされている。しかし、実際にトンネルに足を踏み入れた一部の人々によると、その構造は非常に複雑で、迷宮のようだという。一部の箇所では、明らかに不自然に広い空間が存在し、これが一層不安をかき立てる原因となった。

　この地下トンネルが、デンバー空港から約100マイル離れた場所にある「北アメリカ航空宇宙防衛司令部（NORAD）」へ繋がる巨大な地下シェルターの一部ではないかという説も囁かれている。果たして、この巨大な空間には何が隠されているのだろうか？

2.不気味な馬の像「ブルーマスタング」

　デンバー空港の正面に設置されている巨大な青白い馬の像、「ブルーマスタング」はその外見だけで多くの人々に不安感を与えている。しかし、この像が不気味なだけではない。製作者が建設中にその像の下敷きになり命を落としたというエピソードがあることから、呪われた像としても有名だ。

　目から赤いレーザー光を放つその姿は、まさに恐怖の象徴であり、その不吉な印象が陰謀論を更に煽る原因となっている。この像の背後に隠された本当の意図は一体何なのか。単なる芸術作品として見過ごせるものではないのだろうか。

3.不気味な壁画と「新世界秩序」の象徴

　デンバー空港の内部にも、不気味なアート作品が数多く存在する。その中でも特に注目すべきは、空港内に飾られていた終末的な壁画だ。この壁画は、文明の崩壊や軍の専制支配を描いたもので、特に「新世界秩序」（NWO）を象徴しているとする説がある。

　これらの壁画が描かれたのは1980年代後半で、その内容があまりにも過激であるため、空港を利用する人々や地元住民に強い印象を残した。特に「世界の終末」や「全人類の奴隷化」を示唆するシンボルが描かれているとされ、陰謀論者たちはこれが未来の支配者層のメッセージであると解釈している。

　また、壁画は一部が撤去されたが、それが陰謀論の終わりを意味するわけではない。むしろ、これらの絵画が象徴するのは、何らかの「隠された真実」だと考える者が多い。

　手荷物検査所にも悪魔を象ったガーゴイルの石像が置かれ、乗客を睨みつけている。なぜ空港内にこんな不気味な像を設置したのか、その理由はわかっていない。

4.デンバー空港とナチスの関連性

　デンバー空港の最も奇妙な特徴の一つは、その空港の形状だ。上空から見ると、デンバー空港はまるで悪名高い「ハーケンクロイツ」の形に見えるという。ハーケンクロイツはナチスドイツのシンボルであり、その形状が意図的にデザインされたのではないかという疑惑が浮上している。

　さらに、空港内には「The New World Airport Commission」という団体の名前が書かれた看板が数多く見られる。この団体は実在しないため、その名前の意味するところに多くの人々が疑問を抱くようになった。一部では、この空港の建設にナチスの残党が関与しているのではないかとの憶測も流れている。

5.フリーメイソンとデンバー空港の石板

　デンバー空港内には、フリーメイソンのシンボルが刻まれた石板が設置されている。この石板には、「Grand Lodge（グランドロッジ）」というフリーメイソンの支部名が記されており、空港の建設にフリーメイソンが関与しているのではないかという疑惑を呼び起こしている。

　さらに興味深いのは、石板に書かれた日付「1994年3月19日」の数字が、フリーメイソンの33階級を意味するとする解釈があることだ。この数字を足し算すると「33」になるというのだ。フリーメイソンのシンボルがこれほどまでに強調されていることには、何か隠された意図があるのではないか。

　デンバー空港はその奇怪な設計や不気味なアート、そして陰謀論に関連した数々の伝説で、今後も議論の的となるだろう。空港の職員ですら、こうした陰謀論を楽しんでいるという噂があり、最近ではヒト型爬虫類（レプティリアン）のポスターが空港内に貼られているという話もある。果たして、これらの謎は単なる偶然なのか、それとも真実が隠されているのか。どちらにせよ、デンバー空港にはまだまだ解明されていない秘密が存在することは確かだ。

参考：「Mysterious Universe」、「The Independent」、「Denver Post」、ほか

 

※当記事は2018年の記事を再編集して掲載しています。

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