JFK暗殺事件でオズワルドが身を隠した「6階の窓」がオークションに出品! 開始価格1000万円以上の歴史的遺物とは

1963年11月22日、テキサス州ダラス。パレード中のジョン・F・ケネディ大統領が凶弾に倒れた瞬間は、世界中の人々の記憶と歴史に深く刻み込まれている。
そしてこの度、その歴史的悲劇を「最も特等席で」目撃し、凶器の一部となったとも言える“ある遺物”がオークションに出品されることになり、世界中のコレクターや歴史マニアをざわつかせている。
それは、暗殺犯とされるリー・ハーヴェイ・オズワルドが狙撃の際に身を隠していた、テキサス教科書倉庫ビルの「6階の窓」そのものである。
「狙撃手の止まり木」がオークションに登場
オズワルドがケネディ大統領を狙い撃ったとされるこの木枠の窓は、縦約100センチ、横約167センチ。事件後、当時のビル所有者であったD・ハロルド・バード大佐によって取り外され、その後はダラスにある「シックスフロア博物館」に展示・保管されていた。
ケネディ暗殺事件から63年の時を経て、このいわくつきの窓枠「狙撃手の止まり木(sniper’s perch)」が、ダラスのオークションハウス「ヘリテージ・オークションズ」によって6月25日に競売にかけられることになった。開始価格は日本円で約1100万円に設定されている。
オークション会社のレイ・ファリーナ氏は、この出品物の歴史的価値について次のように語っている。
「これは20世紀の歴史を象徴するアイコンです。ケネディ暗殺に関わるすべての遺物の中で、致命的な銃弾が放たれたこの『6階の窓』ほど、直接的で力強く、歴史的な重みを持っているものはありません。近代史において最も衝撃的で重要な瞬間の中心に存在するアイテムです」

未だに消えない陰謀論と「窓」が持つ意味
事件直後、捜査当局はこの窓がある6階から3発の薬莢と、暗殺に使われたとされるライフルを発見した。そしてオズワルドは逮捕されたが、そのわずか2日後、警察署内でテレビの生中継中にジャック・ルビーによって射殺されてしまう。真実は永遠に闇の中へ葬られたのだ。
オズワルドが本当に単独犯だったのかどうか。この問いは、今もアメリカ最大のミステリーとして数々の陰謀論を生み出し続けている。
「ケネディがベトナム戦争からの撤退を企て、CIAの資金を大幅に削減しようとしたため、CIAやマフィアが共謀して暗殺した」という説は、陰謀論界隈ではもはや“定説”に近い扱いを受けている。
この「6階の窓」を競り落とした者は、歴史的価値のある遺物を手に入れると同時に、「オズワルドは本当にこの窓から撃ったのか?」「別の場所からもう一人のスナイパーが撃っていたのではないか?」という終わらないミステリーの中心(ピース)を自宅に飾ることになる。
1100万円以上という開始価格で、この血塗られた歴史的遺物を手に入れるのはどんな人物なのか。世界を変えた「銃声の音」を最も近くで聞いたこの窓枠は、次の持ち主の元で何を語るのだろうか。
参考:Daily Star、ほか
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