自称“預言者”が警告する審判の日、新教皇は「反キリスト」と共に現れる?

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イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI)

 先日、ローマ教皇フランシスコが帰天し、カトリック教会は次期教皇を選出するコンクラーベの準備期間に入った。世界中が注目するこの時期に、アメリカのある自称「預言者」が次期教皇に関する不吉な警告を発し、物議を醸している。彼の予言によれば、次の教皇は人類に「審判の日」をもたらす「反キリスト」と共に登場するというのだ。

新教皇選出と忍び寄る終末の影?

 新しい教皇になるという仕事は、ただでさえ困難なものだろう。ましてや、多くの人々から尊敬を集めた教皇フランシスコの後を継ぐとなれば、そのプレッシャーは計り知れない。カトリック教徒でなくとも、彼の功績を認める声は多い。フランシスコ教皇の葬儀は執り行われ、教会は公式な追悼期間に入り、来月には次期教皇を決定するためのコンクラーベが開催される予定だ。次期教皇がフランシスコの路線を踏襲するのか、あるいは教会を別の方向へ導くのかは、選ばれる人物次第である。

 しかし、誰が選ばれようとも、それは悪い結果になるだろうと予測するのが、オクラホマ州在住のブランドン・デール・ビッグス氏だ。彼は以前、「神からの啓示」により、ドナルド・トランプ氏の暗殺未遂事件を予見したと主張していた人物である。

※関連記事:トランプ大統領暗殺未遂事件を予言した牧師、米国に巨大地震が起こると主張

自称「預言者」ビッグス氏が見た“ヴィジョン”

 ビッグス氏は当時、トランプ氏の「耳を弾丸がかすめる」ヴィジョンを見たと主張した。もっとも、そのヴィジョンではトランプ氏が「ひざまずき」「主を崇拝し始めた」とも語っていたが、そのような事実は確認されていない。

 英Daily Mail紙によれば、この自称「預言者」が、今度は次期教皇と人類の未来に関する新たな「ヴィジョン」を見たと主張しているというのだ。

 ビッグス氏が2014年に見たとされる夢の中では、次期教皇(伝統的な教皇服を着た、細身の白人男性)が、「審判の日」を告げる反キリストの隣に立っていたという。反キリストはより暗い色の服を着ていたらしい。さらにビッグス氏は、今年の初めに新たな啓示を受け、「審判はまず主の家(教会)から始まるだろう」と告げられたと主張している。

 しかし、奇妙なことに、彼は教皇フランシスコ自身の死については予見していなかったと述べている。

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画像は「LADbible」より

疑わしい「終末予言」

 もちろんビッグス氏だけが「神からヴィジョンを見せられた」と主張する「預言者」ではない。未来が見えると主張する別の男性は、カジノで勝つ方法を見せられた、などと語っている。

 正直なところ、この種の「反キリスト」に関する話は、非常に疑わしい目で見るべきだろう。もし世界の終わりが近づいており、我々全員が裁かれると信じるならそれは自由だが、他の誰もがそれに同意すると期待すべきではない。

 過去にも次期教皇について何が起こるかを知っていると主張する他の予言が存在したが、専門家によって退けられている。ビッグス氏の予言も、数ある終末論の一つとして受け止めるべきなのかもしれない。しかし、世界が新たな教皇の誕生を待つ中、このような不吉な警告が人々の不安を掻き立てる可能性は否定できないだろう。

参考:LADbible、ほか

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