UFOの聖地に再び“謎の紋章”出現!ストーンヘンジ近郊、ミステリーサークルの“ケルト暗号”は何を語る?

イギリスで古くからUFO目撃情報が絶えない地域、ウィルトシャー州。1970年代にはミステリーサークルのホットスポットともなったこの地に、またもや不可解な模様が出現し、UFO愛好家たちを騒がせている。しかも今回は、あの有名なストーンヘンジからわずか約20キロの地点だというから、興味は尽きない。
先週、ウィルトシャー州サットン・ヴェニーの農場に現れたのは、ケルト結び(ケルト文様に見られる独特の結び目模様)や四芒星(しぼうせい:四つの角を持つ星形)を思わせる複雑なデザインが円形に収まったミステリーサークルだ。さらに、約50キロ離れたドーセット州でも、二つの円が重なり合う幾何学模様のサークルが発見されている。

ミステリーサークルの謎:宇宙人からのメッセージか、それとも…?
ミステリーサークルとは、主に小麦やトウモロコシ畑などの作物の中に、一夜にして現れる謎の幾何学模様のこと。一部のUFO愛好家は、これらを宇宙人から人類への特別なメッセージだと信じている。一方で、巧妙ないたずらや芸術作品と見る向きもある。板のような道具を使って、あたかも宇宙人の仕業であるかのように見せかけているのでは、という指摘もあるくらいだ。
しかし、中には直径300メートルを超える巨大なものもあり、それらがわずか数分で作られたという報告もある。イギリスは特にミステリーサークルの発見が多く、その約80%がウィルトシャー州に集中しているという。2005年以降だけでも、この地域で記録されたミステリーサークルは380件を超える。その多くは、作物が十分に成長し、模様を描きやすい5月から8月の生育期に出現する傾向がある。
UFO研究家たちの見解と農場主の困惑、そして…
UFO研究家であるホーリー・ウッド氏はX(旧Twitter)で「誰が、あるいは何が、私たちの注意を引こうとしているのだろうか?」と問いかける。あるUFO研究家は、「上空から見ると、そのシンボルが潜在意識に特定の情報を“ダウンロード”させる」と語る。
しかし、今回のケルト模様のミステリーサークルが出現した畑の持ち主である農場主は、作物がなぎ倒されたことに「非常に腹を立てている」という。とはいえ、UFO愛好家ジョージ・ヌーリー氏がホストを務めるラジオ番組「Coast to Coast AM」によれば、この農場主は少額の寄付金と引き換えに畑を愛好家たちに公開し、この状況を最大限に活用しているようだ。

ウィルトシャー州ピュージー・ヴェールにあるミステリーサークル展示館の創設者モニーク・クリンケンバーグ氏は、確かに人為的なミステリーサークルも存在するが、宇宙人の介在なしには説明が難しいものもあると語る。彼女は2023年にBBCの取材に対し、「目撃者の証言によれば、説明のつかないサークルには共通点がある。それは、目に見えない何者かによって、数分、あるいは数秒のうちに形成されたということだ」と述べている。
実際に、2001年にウィルトシャー州に出現した「ミルクヒル・サークル」は、直径約240メートルに及ぶ400以上の円で構成されており、人間が一晩で作るには複雑すぎると言われている。また、サークルが出現する直前に、畑の上空で光る球体や奇妙な光線を目撃したという報告もある。果たして、これらの不思議な模様は一体何者が、何の目的で描いているのだろうか。その謎は、今も多くの人々を惹きつけてやまない。
参考:Daily Star、ほか
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2024.10.02 20:00心霊UFOの聖地に再び“謎の紋章”出現!ストーンヘンジ近郊、ミステリーサークルの“ケルト暗号”は何を語る?のページです。イギリス、ミステリーサークルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで