ついにローマ教皇が「地球外生命体」に言及 ― 長年囁かれてきたバチカンの“宇宙人隠蔽説”の真相

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Edgar Beltrán, The Pillar, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

「宇宙のどこか他の場所に、生命が存在する可能性はある」

 カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇が、ついに地球外生命体の存在について、その沈黙を破った。これまでUFOや宇宙人に関する公式な見解を頑なに避けてきたバチカン。そのトップによるこの歴史的な発言は、長年囁かれてきた「バチカン宇宙人隠蔽説」に、新たな火をつけることになるかもしれない。

1933年から続く“隠蔽”の歴史?

 バチカンと地球外生命体をめぐる噂は、絶えることがない。その広大な地下書庫には、世界中から集められたUFOに関する極秘ファイルや、異星人の遺体までもが保管されている、とまことしやかに囁かれてきた。

 昨年には、米空軍の元情報将校であるデイビッド・グラッシュ氏が、「バチカンは1933年にはすでに地球外生命体の存在を認識しており、米政府と共にその事実を隠蔽してきた」と告発し、世界に衝撃を与えた。前教皇フランシスコも、「超常現象」に関する記者会見を開いたものの、具体的な言及はなく、謎は深まるばかりだった。

 このように、バチカンは常に核心に触れることを避け、煙に巻いてきた。しかし、今回、新たに就任した教皇レオ14世は、その長年の伝統を打ち破ったのだ。

新教皇が語った「生命が発達しうる惑星」

 発言があったのは、バチカン天文台で開かれたサマーコースの参加者たちに向けたレセプションでのことだった。最近になってその内容が明らかになったスピーチで、教皇レオ14世は、最新の宇宙望遠鏡技術に触れ、こう語ったという。

「この驚くべき装置のおかげで、我々は初めて、他の太陽系にある惑星の大気を深く覗き込むことができるようになった。そこは、生命が発達しうる場所だ」

 さらに彼は、参加者たちにこう呼びかけた。

「天文台の新しい望遠鏡と技術を使い、我々がその小さくも重要な一部である、この宇宙に関する知識を深めてほしい」

 これは、歴代の教皇が誰も踏み込まなかった極めて大胆な発言だ。「生命が発達しうる惑星」の存在をカトリック教会のトップが公に認めたのである。

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バチカンが恐れる“不都合な真実”

 ではなぜ、バチカンはこれまで地球外生命体の存在について沈黙を守ってきたのか。もし彼らが本当にその存在を証明する決定的な証拠を持っていたとしたら、なぜそれを公開しないのか。

 その理由として多くの専門家が指摘するのが、「信仰の崩壊」への恐れだ。もし、人間以外の知的生命体の存在が明らかになれば、人間を「神に選ばれし特別な存在」とするキリスト教の根幹が揺らぎかねない。それは、バチカンにとって「取り返しのつかないダメージ」となりうる、最大の“不都合な真実”なのだ。

 新教皇による今回の発言は、来るべき「ディスクロージャー(情報開示)」に向けた、バチカンの静かな地ならしなのだろうか。それとも、単なる科学技術への賛辞にすぎないのだろうか。真実は、まだバチカンの分厚い壁の向こう側にある。しかし、その壁には小さな亀裂が入り始めたのかもしれない。

参考:Daily Star、ほか

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