「あれは地獄だった」― 美容整形手術で“生死の境をさまよった”歌手が見た、衝撃の“地獄絵図”

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画像は「Mirror」より

「恐ろしかった。麻酔から目覚めるのが、本当に大変だったみたい」

 メキシコの歌手パティ・ムニョスさん(57歳)は、2019年に受けた美容整形手術中に、死の淵をさまよった。医師たちが必死に彼女を蘇生させようとしている間、彼女の意識は、想像を絶するほどおぞましい世界を旅していたという。それは、彼女が「地獄」と呼ぶ、恐ろしく、絶望に満ちた場所だった。

麻酔から覚めない―手術室で起きた悪夢

 40年以上のキャリアを誇るベテラン歌手であり、女優としても活躍するパティさん。彼女がその恐ろしい体験をしたのは、2019年に行った豊胸手術の最中だった。

 手術は無事に終わったはずだった。しかし、彼女の身体は麻酔から一向に覚めようとしなかった。医師たちは必死に彼女を呼び戻そうとしたが、意識は戻らない。「ほんのわずかな時間だったけど、小さなリスクがあった。全身麻酔には、何をするにしても常にリスクが伴うのよ」

 医師たちが彼女の命と格闘している間、パティさんの意識は、悪夢のようなビジョンの中に囚われていた。

泥の中から突き出す、泣き叫ぶ無数の頭

 彼女が見た光景は、まさにホラー映画そのものだった。

「ひどい夢の中にいたわ。今でもはっきりと覚えている。そこは、醜くて、絶望的な場所だった」

「どう説明したらいいのか分からないけど、たくさんの泥があって、土の中から無数の頭が突き出て泣き叫んでいたの。まるで地獄のようだったわ」

 この世のものとは思えないおぞましい光景。それは、彼女がこれまで経験したことのない、純粋な恐怖だった。

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「地獄からの帰還」が変えた人生観

 幸いにも、パティさんは医師たちの懸命な処置によって、無事に意識を取り戻した。目を覚ました彼女に、医師はこう告げたという。「あなたを起こすのは大変だった。タバコをやめなさい」。この一言と、地獄のような臨死体験は、彼女の人生観を根底から覆した。

「それ以来、タバコの本数は激減したわ」

 この恐ろしい出来事以降、彼女は美容整形手術に対して非常に慎重になった。そして、以前にも増して、自身の健康と幸福に意識を向けるようになったという。

 現在、7万人のInstagramフォロワーを持つ彼女は、自身の体験を通して、全身麻酔の危険性や、健康的な生活の重要性を訴え続けている。

 手術室の無機質なベッドの上で、彼女が垣間見た「地獄」。それは、麻酔が見せた単なる悪夢だったのか、それとも、私たちがまだ知らない“向こう側”の世界の一端だったのか。その答えは、彼女自身の中にしか存在しない。しかし、彼女の力強い言葉は、私たちに命の尊さと、その脆さを改めて教えてくれる。

 しかし、地獄を見てなお、タバコを「激減」に留めるところに、かえって彼女の人間味を感じてしまうのは、私だけだろうか。

参考:Mirror、ほか

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