【衝撃】57年間、失踪した父は足元にいた… 霊能者が暴いた「家族の秘密」と、自宅地下から見つかった残酷な真実

1963年、ジョージ・キャロルという男性が突如として姿を消した。当時生後8ヶ月だった息子のマイケルにとって、父の記憶は皆無に等しい。母のドロシーからは「タバコを買いに行ったきり戻ってこなかった」と聞かされていた。さらに親族の間では、「朝鮮戦争時代に出会った女性と新しい生活を始めるために韓国へ渡ったのではないか」という噂さえ囁かれていた。
しかし、真実はそれよりもはるかに残酷で、そして身近な場所に隠されていた。数十年後、マイケルは彼自身が育ったニューヨーク州ロングアイランドの自宅の地下から、父の遺骨を発掘することになる。

霊能力者の言葉が導いた発掘作業
事態が動き出したのは2010年。マイケルの姉ジーン・ケネディが霊能力者を訪ねたことがきっかけだった。霊能力者は彼女に、「あなたの父は殺害され、実家の地下に埋められている」と告げたという。
周囲からは「気が狂ったのではないか」と疑われながらも、マイケルはこの言葉を信じ、真実を突き止める決意を固める。彼は1993年に母から実家を買い取っており、1998年に母が癌で他界した後もそこに住み続けていた。
マイケルは息子たちと共に地下室の床を掘り返し始めた。そして長い時間の末、彼らはついに恐ろしい発見をする。そこには確かに、父ジョージのものと思われる遺骨が埋まっていたのだ。
殺人事件と断定、深まる継父への疑惑
警察による鑑識の結果、遺骨はジョージ・キャロル本人のものであることが確認された。さらに頭蓋骨には鈍器による外傷があり、死因は殺人であると断定された。
ドキュメンタリー番組『The Secrets We Bury』の中で、マイケルはある人物への疑念を口にしている。それは継父のリチャード・ダレスだ。ダレスはジョージが失踪する直前に便利屋として家に出入りし始め、ジョージがいなくなるとすぐに母ドロシーと結婚したという経緯がある。

しかし、ダレスは2018年に77歳で亡くなっており、彼が刑事捜査の対象となることはなかった。また、ジョージの失踪当時、警察への正式な捜索願が出されていなかったという事実も、この事件の闇の深さを物語っている。
半世紀以上もの間、家族が暮らすその足元に眠り続けていた父。霊能力者の言葉がなければ、永遠に闇に葬られていたかもしれない悲劇の真実は、こうして白日の下にさらされることとなった。
霊能力者が繋いだのは、あの世からのメッセージだったのか、それとも姉弟が心の奥底で叫び続けていた「真実を知りたい」という願いだったのだろうか。
参考:Mirror、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【衝撃】57年間、失踪した父は足元にいた… 霊能者が暴いた「家族の秘密」と、自宅地下から見つかった残酷な真実のページです。霊能者、失踪、行方不明などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで