自宅の地下室に潜む“巨大な半透明カエル”の恐怖! ネット発のリアルなUMA?「フィッツのカエル」事件とは

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 未確認生物(UMA)といえば、ネッシーやビッグフットなど、人里離れた大自然の中で目撃されるのがお約束だ。

 しかし、今回紹介する事件の舞台は、もっと日常的な「自宅の地下室」である。

 アメリカのネット掲示板Reddit(レディット)発祥でありながら、「信憑性の高いUMA遭遇事件の一つ」として語り継がれる『フィッツのカエル(Fitz’s Frog)』。映画のモンスターではなく、あまりにも生々しい生物学的リアリティを持ったこの異形の正体とは。

地下室の暗がりで見つけた「間違った生き物」

 事の発端は2012年頃、アメリカの中西部で起きた。

 Redditユーザーの「フィッツ(u/fitz_gerald)」氏は、自宅の湿った地下室で“それ”と遭遇したという。

 最初は「やけにデカいヒキガエルが迷い込んだ」と思ったという。しかし、目を凝らした彼は、それが自分の知っているいかなる両生類とも違うことに気づき、背筋を凍らせた。

 体長は40〜50センチ。アメリカに生息するカエルとしては規格外の巨大さだ。

 さらに異様なのはその姿だった。皮膚はイボイボではなく、病的な灰白色でツルツルしており、まるで内臓が透けて見えるかのように半透明だった。カエル特有の飛び出した目玉も、鼓膜の丸い模様も見当たらない。

 極めつけはその動きだ。異常に長い後ろ足を複雑に折りたたみ、カエルのように「跳ぶ」のではなく、不気味なほどの俊敏さで「這いずり回って」いたという。鳴き声もゲコゲコではなく、喉の奥で鳴るような「カチカチ」「チュンチュン」といった異音だった。

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地底で独自進化した新種か、それとも突然変異か

 オカルトファンなら「エイリアンだ!バケモノだ!」と飛びつきたくなる造形だが、フィッツ氏の冷静な観察記録は、驚くほど生物学的な理にかなっている。

 色素の抜けた白い皮膚や退化した目玉は、光の届かない洞窟や地下水脈に棲む生物(洞穴生物)の典型的な特徴だ。アメリカ中西部には巨大な地下水脈や洞窟ネットワークが広がっており、そこから古い下水道などを伝って、この未知の巨大両生類が地下室へ迷い込んだ可能性は十分に考えられる。

 また、地下水の化学汚染による「ウシガエルの突然変異(アルビノや巨大化、奇形)」という現実的な仮説もある。しかし、フィッツ氏が描写した「複雑な関節構造」は、単なる奇形では説明がつきにくい。

過去の有名UMAとの奇妙なリンク

 アメリカ中西部といえば、1950年代からオハイオ州で目撃されている二足歩行のカエル男「ラブランド・フロッグ」や、細長い四肢と白い肌を持つ「ドーバー・デーモン」など、水辺の奇妙なUMA伝説が多い地域でもある。

 さらに近年、ネット上で頻繁に報告される細長い人型生物「クロウラー(Crawler)」との類似点も指摘されている。フィッツのカエルは、これらの「都市伝説の怪物たち」の正体(あるいは幼体)なのかもしれない。

なぜこの話が「ガチ」だと言われるのか

 数あるネットの怪談の中で、なぜこの事件がこれほどまでに支持されているのか。

 それは、目撃者のフィッツ氏が一切の「バズり」や金儲けを狙わず、淡々と事実だけを匿名で書き残したからだ。

 そして何より、遭遇した生物のリアクションが「リアル」だった。怪物は超能力で攻撃してきたり、光に包まれて消えたりはしなかった。ただ、追い詰められた野生動物のようにパニックになり、逃げ道を探して必死に這いずり回っていたのだ。

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 湿った空気の匂い、皮膚の質感、部屋に響く異音。その描写の解像度の高さが、これが「作り話ではない」ことを裏付けているのかもしれない。

 我々が安全だと思っているコンクリートの基礎の下には、まだ光を見たことのない生態系が広がっているのかもしれない。

 夜、自宅の地下室や床下から「カチカチ」という聞き慣れない音が聞こえても、むやみに覗き込まないほうがいい。配水管の音だと思っていたものが、あなたを見上げる“透き通った巨大なカエル”だったとしても、誰も助けには来てくれないのだから。

参考:Mysterium Incognita、ほか

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