ワニの3〜4倍の巨体が湖を横切った!? 400年語り継がれるアメリカ版ネッシー「チャンプ」が撮影されたのか

湖に棲む怪物といえば、誰もがまずスコットランドのネッシーを思い浮かべるだろう。だが大西洋の向こう、アメリカのニューヨーク州とバーモント州の境に横たわるシャンプレーン湖にも、400年以上語り継がれてきた「アメリカ版ネッシー」がいる。その名は「チャンプ」。
今年8月7日、この湖を訪れていた観光客のグループが、湖面を進む奇妙な影を目撃した。10月末に海外メディアが改めて取り上げたことで、チャンプをめぐる議論が再び熱を帯びている。
波かと思えば「大蛇のような何か」、ワニの3〜4倍の巨体
舞台となったのは、湖畔のポイント・オー・ロッシュにある貸しコテージだ。最初に異変に気づいたのは、滞在中だったベス・ヘイグ氏だった。
地元メディアの取材に対し、ヘイグ氏は当初それを波だと思ったと振り返っている。ところがよく見ると、大蛇のようなものが上下にうねりながら湖を横切っていく。しかも、かなり大きかったという。
同行していたヘイリー・フィンクル氏はとっさにスマートフォンを構え、姿が消えるまでの24秒間を動画に収めた。自分はどちらかといえば科学的に物事を考えるタイプだが、実物を目にすると奇妙な感覚だったと語る。科学以外の何かである可能性も信じてみたい、という心境も明かした。
ヘイグ氏の母スーザン・システィ氏の証言はさらに具体的だ。影は小型モーターボートほどの速さで滑るように進み、まるでワニが半ば水に沈んでいるように見えたという。先頭に頭のてっぺんらしき部分があり、その後ろに盛り上がった箇所がいくつか続いていた。
大きさは、これまで見たどのワニよりも少なくとも3〜4倍はあったとシスティ氏は語る。もっとも、シャンプレーン湖でワニを見たことはないけれど、と付け加えるあたりに妙なリアリティがある。
1609年から続く目撃史、57mの「黒い大蛇」も
チャンプの目撃談は100件を超えるとされる。最初の記録としてよく挙げられるのが、ケベックの創設者であり湖の名の由来にもなった探検家サミュエル・ド・シャンプランによる1609年の記述だ。
彼が書き残したのは、太ももほどの太さを持つ約1.5mの魚のような生き物だった。頭は拳2つ分ほどの大きさで、銀灰色のウロコは短剣でも貫けないほど硬かったという。
時代が下ると、描写はぐっと怪物じみてくる。1819年には、クラム船長なる人物が湖のブルワガ湾で全長約57mの黒い大蛇を見たと地元紙に語った。タツノオトシゴのような形の頭に歯が3本、額には白い星形の模様、首には赤い帯があり、目は皮をむいた玉ねぎのような色だったと報じられている。
今年6月上旬にも、地元出身の映画制作者ケリー・テイバー氏とリチャード・ロッシ氏が、湖面の巨大な影をカメラに捉えたとして話題になった。タボー氏によれば、細い首が水中で草を食むように前後に揺れ、その先で胴体が太くなっていたという。2人は博士号を持つ科学者に映像の検証を依頼しているとしている。

目撃者本人は「チャンプではない」、それでも消えない湖の伝説
もちろん懐疑的な見方も根強い。専門家によれば、広い湖では流木や泳ぐ動物、藻の塊、特殊な光の加減が錯覚を生み、実際よりはるかに神秘的なものに見えることがよくあるという。
実はヘイグ氏自身も、見たものがチャンプだったとは考えていない。ただ、この湖で育ったが、あんな光景は初めて見たとも語っている。
興味深いのは、行政の姿勢だ。ニューヨーク州とバーモント州はいずれも、チャンプがもし実在するなら邪魔をしたり、傷つけたり、追い回したりしてはならないとの立場を示している。湖畔にはチャンプにちなんだカフェや土産物が並び、伝説は観光の顔にもなっている。
湖育ちの住人さえ初めて見たという「うねる影」。その正体が流木だったとしても、24秒の動画がある限り、シャンプレーン湖の怪物は当分眠りにつきそうにない。
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2024.10.02 20:00心霊ワニの3〜4倍の巨体が湖を横切った!? 400年語り継がれるアメリカ版ネッシー「チャンプ」が撮影されたのかのページです。UMA、水棲生物、チャンプなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで