死んだペットが「帰ってきた」体験談442件、その中身は人間の死者の話とよく似ていた!?

亡くなったはずの愛犬が、窓の向こうをいつものように寝室へ歩いていく。ペットを見送った人々が語る、そんな「帰ってきた」体験を442件集め、人間の死者にまつわる体験と比べた論文がある。
著者らの結論は、両者はよく似ており、共通の基盤があるのではないかというものだ。
犬220件、猫195件、語られる体験は姿から匂いまで
掲載誌はJournal of Scientific Explorationの2024年春号。異常現象や周縁科学を専門に扱う学会の機関誌で、一般の科学誌とは性格が異なる。
著者は人類学者ジェームズ・G・マトロック氏、ベサニー・ヒルトン氏、「形態共鳴」の仮説で知られる生物学者ルパート・シェルドレイク氏、パム・スマート氏、ドイツの研究機関IGPPに関わる生物学者ミヒャエル・ナーム氏の5人だ。
体験は人間の場合の分類に沿って整理された。延べ716の現象の内訳(その他3.0%を除く)は次のとおりだ。
1.姿を見る:25.3%
2.触れられる感触:23.5%
3.鳴き声や足音を聞く:21.8%
4.夢に現れる:11.2%
5.気配を感じる:6.7%
6.物が動くなどの物理的な現象:5.7%
7.匂いを感じる:2.8%
死後2週間、飼い猫がベッドの足元に飛び乗る感触が続いたという人。夜に片付けても、死んだシェパードの鍋つかみが朝には台所の床にあったという家。馬の死から1〜2カ月後、お気に入りの木の下に立つ姿を見た飼い主は、母親も同じ場所で見たと聞かされたという。
死後1週間に63%が集中、人間の記録と重なる時間の偏り
経過時間が分かる291件では、最初の体験の37%が死後24時間以内、63%が1週間以内で、その後は急激に減っていく。人間の体験でも古くから指摘されてきた傾向だという。
また103件(23.3%)では複数の人が体験したとされ、別のペットが反応したという記述も30件あった。
もっとも、数字まで重なるわけではない。論文が引く人間の調査では、回答者の62%が睡眠中の体験を、34%が気配を挙げており、ペットの夢や気配の割合とは開きがある。ただ母数が異なるので、単純には比べられない。
442件は検証済みの「事例」ではない
著者らはこの研究を、学術誌で正面から扱った初の試みで、過去最大規模でもあると位置づけている。一方で、素材の限界も認めている。
出どころは4系統。シェルドレイク氏らが主に英大衆紙デイリー・ミラーで呼びかけて集めた投稿、マトロック氏らがFacebookグループで集めた投稿、自費出版本も含む書籍や雑誌、英タブロイド紙デイリー・メール電子版の記事と読者コメントだ。
集め方は非公式で統一されておらず、大半は逸話にとどまる。Facebook分では詳しい聞き取りも裏付け資料の要求も行っていない。
確かに言えるのは、語られる体験のパターンが人間の場合と似ているということまでで、ペットが実際に戻ってきた証明にはならない。それでも著者らは、時代も方法も異なる集団で似た傾向が出た点に意味があると考えている。

幻か、超感覚か、本当の接触か
著者らは3つの読み方を挙げる。本人の内側で生じた幻覚か、生きている人間の超感覚的知覚を介した現象か、死んだ相手との本当の接触か。論文は決着をつけず、悲嘆研究や臨床の場でも動物のデータに目を向ける意義があると提案している。
喪失を強く感じている人ほど体験しやすいようにも見えるが、悲しみが幻を生んだとも、動物が慰めに来たとも読めるという。
興味深いのは、幽霊話につきものの恐怖があまり見当たらないことだ。死んだ猫に戻ってきてほしくないと語った女性のような否定的な反応は、2件しか報告されていない。
願いを込めて語られた話が集まりやすいという偏りもあるだろう。それでも、足元に飛び乗るあの重みの正体が何であれ、記録の上では、ほとんどの飼い主がその帰りを拒まなかったようだ。
参考:Espacio Misterio、Journal of Scientific Exploration
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2024.10.02 20:00心霊死んだペットが「帰ってきた」体験談442件、その中身は人間の死者の話とよく似ていた!?のページです。ペット、幽霊などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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