【衝撃の実話】昏睡状態の飼い主を“心臓マッサージ”で救ったウサギ、毒ガスを察知した軍曹犬… 信じがたい奇跡を起こした6匹のヒーロー

ペットは家族であり、最高の友人だ。しかし、時に彼らは、我々の想像を絶する形で、その小さな身体を張って飼い主の命を救うことがある。危険を察知し、病気を見抜き、そして時には命がけで敵と戦う。ここでは、人間を救った7匹の奇妙で、そして誰よりも勇敢だった動物たちの驚くべき実話を紹介しよう。
1. 溺れる(?)飼い主を救え!勘違いベビーエレファント

タイのゾウ保護施設で暮らす、子ゾウのカム・ラ。ある日、彼女の恩人である保護活動家のデリック・トムソンが、川で泳ぎながら彼女の名前を呼んだ。すると、カム・ラは、トムソンが溺れていると勘違い!大慌てで川に飛び込み、彼の体に鼻を絡ませて、岸辺まで引きずり上げたという。ゾウは決して恩を忘れない、という言葉を、彼女は自らの行動で証明してみせた。
2. 泥棒を撃退した“おしゃべり”防犯アラーム

ウェールズ南部の町を荒らしていた、連続窃盗犯。ある夜、彼が4軒目の家に忍び込んだ時、けたたましい“警報”が鳴り響いた。しかし、それは電子機器ではない。その家のペット、アフリカハイイロインコの「チャーリー」が、恐怖のあまり絶叫したのだ。その声で目を覚ました飼い主は、逃げる犯人を追いかけ、逮捕に貢献。残念ながら、ヒーローのチャーリーは、後に家から逃げ出してしまったという。
3. ホホジロザメから人間を守った“イルカのボディガード”

2004年、ニュージーランドのビーチで泳いでいた人々の周りを、突如としてイルカの群れが取り囲んだ。初めは遊んでいるのかと思ったが、イルカたちは人間を円陣の中から出そうとせず、尾で激しく水面を叩き始めた。人々が攻撃されているのかと怯えた、その時。彼らは気づいた。イルカたちが、すぐそばまで迫っていた体長3メートルの巨大なホホジロザメを、必死で追い払おうとしていたことに。
4. 一酸化炭素中毒から家族を救った“目覚まし猫”

ウィスコンシン州に住むシャナハン夫妻。ある夜、妻のアネットは、ひどい体調不良で意識を失ってしまう。その時、夫妻の飼い猫「グレイシー」が、寝室のドアを激しく叩き始めたのだ。普段は寝室に入りたがらない愛猫の異常な行動に、夫のケビンが目を覚ますと、隣には倒れた妻が。すぐに異変に気づいた彼は、911に通報し、妻と猫を抱えて家から脱出。家の中は、故障した給湯器から漏れ出した、致死量の一酸化炭素で満たされていた。
5. 糖尿病性昏睡の飼い主の胸を叩き続けた“ウサギ先生”

イギリス・ケンブリッジシャー。ソファで横になっていたサイモン・ステゴールさんを、妻は昼寝をしているだけだと思っていた。しかし、夫妻のペット、体重10kgの巨大ウサギ「ドリー」は、主人の異変に気づいていた。彼女はサイモンさんの胸の上に飛び乗ると、まるで心臓マッサージをするかのように、その胸を必死で踏みつけ始めたのだ。その奇妙な行動に気づいた妻が駆けつけると、夫は糖尿病性の昏睡状態に陥っていた。
6. 毒ガスを察知し、仲間を救った“軍曹犬”

第一次世界大戦のフランス戦線。米軍第102歩兵連隊には、一匹のブルテリア犬がいた。その名は「スタビー」。彼はマスタードガス攻撃で一度死にかけるも、その恐ろしい化学兵器の匂いを誰よりも早く察知する能力を身につけた。毒ガスの匂いを嗅ぎつけると、彼は狂ったように吠え、仲間たちにガスマスクの装着を知らせたのだ。負傷兵の捜索や、砲弾の接近予測でも活躍した彼は、17もの戦闘に参加。最終的に、軍曹(サージェント)の階級まで与えられ、飼い主の伍長(コーポラル)を追い越してしまったという、伝説の軍用犬である。
彼らは言葉を話すことはできない。しかし、その行動は、時にどんな人間の言葉よりも雄弁に愛と忠誠を語る。我々が“ペット”と呼ぶ彼らは、ただの動物ではない。人生を共に歩み、そして時には、その命さえも救ってくれる、かけがえのない家族なのだ。
参考:ODDEE、ほか
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2024.10.02 20:00心霊【衝撃の実話】昏睡状態の飼い主を“心臓マッサージ”で救ったウサギ、毒ガスを察知した軍曹犬… 信じがたい奇跡を起こした6匹のヒーローのページです。動物、ペットなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで