ジーンズは洗う、洗わない? リーバイス社CEOがファイナルアンサー
ジーンズといえば、今や老若男女に親しまれるファッションアイテムで、定番のストレートにはじまり、ブーツカットやベルボトムを経てショーツにスカート、近年ではピタっとした履き心地のスキニータイプまで実に幅広く展開している。
ジーンズの歴史は1870年にアメリカで始まったとされているが、当初は丈夫なワークパンツとして、炭鉱で働く鉱夫たちをはじめ多くの労働者に愛された。1950年代からはジェームス・ディーンなどのハリウッド俳優が映画で着用したことでファッションとしても普及したが、当時のアメリカでは「ジーンズ=不良」とみなされていたことから、多くの学校ではジーンズ姿での登校を禁止していたという。
■これぞジーンズの正しい扱い方?
そんなジーンズだが他の衣類同様、よっぽど高級なビンテージものでもない限り汚れたら洗うのは常識と思われているのではないだろうか。しかしそんな概念に「待った」をかける人物が現れた。その人物とは大手ジーンズブランド、リーバイス社のCEOであるチップ・バーグ氏だ。
彼自身も勿論ジーンズ愛好者だが、なんと現在着用しているジーンズは約1年間、洗濯していないというから驚きだ。バーグ氏は「気持ち悪いと思うでしょう? でも大丈夫なんです。私自身、皮膚病やその他の問題は全くありませんよ」と言う。
「どれくらいの頻度でジーンズを洗うべきか?」という質問には「ごくたまに」と答え、さらには「ジーンズの熱烈なファンの人たちと話す機会があれば、彼らはきっと貴方にこう言うでしょう。“ジーンズは洗っては駄目だよ”とね」と述べた。バーグ氏のこの発言は、世界中で「ファッションか、それとも清潔感か」と討論になった。
「COMPLEX STYLE」の記事より
ちなみに、専門家によると、洗ってあるジーンズと長期にわたって洗っていないジーンズはほとんど違いはないと発表していると同時に、両方のジーンズを比べてもバクテリアの数値はほぼ変わらないという驚きの結果がカナダのアルバータ大学での実験で立証されている。
また昨年、メンズスポーツウェアで有名ブランドとなったトミー・ヒルフィガーのデザイナー、トーマス・ヒルフィガー氏やアメリカの大手報道局CNNのキャスターとして有名なアンダーソン・クーパー氏も自身の持つジーンズを一度も洗ったことがないと言い、どうやら彼らもリーバイス社のバーグ氏と同じ意見を持っているようだ。しかし、何故バーグ氏はこの様な発言をしたのか。彼は自分の皮膚が強いと自慢したかったわけでもなく、1年間洗っていないジーンズが最先端でオシャレだと主張したかったわけではないのだ。
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2024.10.02 20:00心霊ジーンズは洗う、洗わない? リーバイス社CEOがファイナルアンサーのページです。アメリカ、環境、エコ、清水ミロ、ジーンズ、洗濯などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで