現代の科学では説明不可能な世界の謎10!
8 ピラミッドパワー
「神々の座所」を意味する、テオティワカン(Teotihuacan)遺跡は、メキシコの密林の中に広がる、大規模な宗教都市遺跡として知られている。紀元前2世紀から7世紀にかけて繁栄し、350年~650年の最盛期には人口が20万人を超えたという。
その後、8世紀には滅亡したが、この古代メキシコの都市の壁にはなぜか、雲母のシートが埋め込まれていた。テオティワカンから雲母の採れる最も近い土地は、何千マイルも離れたブラジルで、ここで一つの大きな疑問が持ち上がる。
というのも雲母は現在、主にエネルギーの生産のために使用される工業用素材であるからだ。都市を築いた人々は、この鉱物を手に入れるために、なぜ、そんな遠方まで足を伸ばさなければならなかったのか?
もしかすると、古代の建築家たちは、街に電力を供給するために、雲母を用いていたのかもしれない。その後、この技術が忘れ去られ、つい最近になって蘇ったのだとしたら? ジャングルの石造りの遺跡は、わたしたちをそんな空想に駆り立ててやまない。
9 アトランティスのピラミッド?
科学者たちは、キューバにほど近い、いわゆるユカタン海峡(メキシコ東部のユカタン半島とキューバ島をへだてる)で、巨石遺跡の探索を続けている。遺跡は、長い海岸線に沿って発見されてきた。今回、この場所を発見したアメリカの考古学者はすぐさま、「アトランティスの発見」を宣言したが、水中考古学の歴史において、それは何度も繰り広げられてきた光景にすぎない。
今ではここを時折、スクーバのダイバーが訪れるようになった。関心さえあればだれでも水没した古代都市の測量図やCGによる再現を楽しむことができる。
10 人類最古の石のカレンダー
エジプトのサハラ砂漠の一角に、世界最古として知られる天文学上の列石が現在でも残っている。それがナブタ(Nabta)遺跡で、かつてこの地の人々は、例のストーン・ヘンジが築かれる1000年以上も前に、いまではすっかり干上がってしまった湖の岸辺に沿って、ストーン・サークルやその他の構造物をせっせっとこしらえた。
そのために、6000年以上前、高さ3メートルもの岩の破片を、1キロ以上も離れた場所から運んできたのだ。写真は現存するものの一つ。
現在のエジプト西部の砂漠は完全に乾燥しているが、過去においてはそうではなかった。かつて何度も、年間に500 mm以上の雨量があったことを示す証拠がある。
その期間、この地域は広大なサバンナで、いまでは絶滅してしまった水牛や大型のキリン、またカモシカとガゼルの仲間など多数の動物たちが命を育む場だったにちがいない。およそ1万年前から、この地域には、より多く雨が降るようになり、それが湖を満たした。太古の人々は、水の供給源として、早くからこの土地に惹かれていたことだろう。
それにしても、かれらはストーン・サークルを媒介にして、天界とどんな交信をしていたのだろうか? それについては、次のすぐれた動画を是非、ごらんいただきたい。わたしたち人間がもう一度、〈星の世界〉を、自らの内にとり戻すためにも─。
(文・構成=石川翠)
参照:「BEFORE IT’S NEWS」ほか
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2024.10.02 20:00心霊現代の科学では説明不可能な世界の謎10!のページです。NASA、ピラミッド、謎、石川翠などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで