ノストラダムスではなく…1966年の子供たちが見ていた「2000年」が驚くほど正確だった!

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 この世界は34年後にどのような様相を見せているのだろうか。かつてのテレビ番組で1966年の子供たちが2000年の社会をかなり正確に予測していたのだった――。

■1966年の子供たちの未来予測が正確だった!

 今から58年前の1966年に、2000年がどのような年になるかと質問された小学生たちが、多くの点についてかなり正確に答えていたことが判明した。

 東西冷戦下の当時、核戦争の恐怖に加え、いわゆる「ノストラダムスの大予言」や、聖書の終末予言など我々は無事に世紀末を乗り越えられないのではないかという懸念も多分にあったように思われる。

 しかしそれはまったくの杞憂に終わったのだが、1966年の子供たちは新たな世紀のはじまりをどのように見ていたのか。

 すでにその頃には大量飼育の技術はあったが、農業の競争激化については子どもたちの予想も正しかった。

「ガーディアン」紙の報道によると、バタリー式養鶏場は2011年から2017年にかけて、少なくとも4万羽の鳥、2000頭の豚、または750頭の繁殖雌豚を飼育する大規模農場が26パーセント増加し、はるかに一般的になったという。

 別の子供は2000年について「そんなにいい年になるとは思えない。あらゆるところに機械があって、みんなが何でもやってくれる。退屈しちゃうし、そんなにいい年になるとは思えない」と話している。

 また別の女の子は「普通の家に住むのは無理でしょう。あまりにも多くの場所を占めてしまうからです。アパートに住まなければならなくなるでしょう。家が積み重なって、家はかなり小さくなり、すべてが非常に窮屈になるでしょう」と未来の住環境について話している。

 彼女の予測はかなり正確で、イギリスの平均的な住宅は 1970年代に比べて20%狭くなっている。しかしながら2018年の時点で、イギリスの世帯のうちアパートに住んでいるのはわずか20%に留まっている。

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 もう一つの驚きの予測は、オートメーションの進展と、それによって仕事を奪われた人々はどうなるかという未来予測だ。

 ある男子生徒は「核戦争は起きないと思うが、自動化が進み、失業者が出て人口が急増するだろう。それに対して何か対策を講じる必要があると思う」と話している。

 オートメーションは着実に社会に広まっており、現在はAIとロボットが我々の仕事を脅かしているが、先進国では人口減少モードに入りつつあり、2080年代半ばからは世界人口が減りはじめるという予測も出ていることから、この先はそれほど酷い事態にはならないともいえそうだ。

 この男子生徒とは逆に壊滅的な核戦争を“予言”した子供もいるが、ここで話している子供たちは総じてそれほど楽観的は未来を思い描いていたわけではなさそうだ。はたして今の子供たちに34年後の未来はどのような世界に思えるのだろうか。

参考:「LADbible」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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