>  > 謎に包まれた世界の古代遺跡郡!

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 もう知り得ることのできない古代を考える時、遺跡が歴史と私たちとを繋いでくれる。しかし歴史の中で失われた情報、そして追加された情報、さまざまな事象が重なり、いつしか謎となってしまったことも世界には数多くある。

 今回はその中から7不思議として、少し変わった遺跡にまつわる話を紹介したい。

【1】ジャームのミナレット

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※画像:『Wikipedia』より

 アフガニスタンの奥地、山岳地帯に突如、高く真っ直ぐにそびえ立つ60mの塔がある。『ジャームのミナレット』と呼ばれるこのレンガ造りの塔の側面には古代イスラムのカリグラフィーや幾何学模様が繊細に彫り込まれており、所々鮮やかなターコイズブルーのタイルで彩られ、非常に美しく、優美な姿をしている。

 この塔は、約800年前に当時この一帯を支配していたゴール朝によって建てられたとされている。その目的などは不明だが、歴史上の謎の一つに繋がる鍵を握る重要な建築物であると言われている。

 ゴール朝とは12世紀後期~13世紀前期にガズナ朝を略奪したアラー・ウッディーン・ムハンマドによって建てられた王朝で、アフガニスタン、現在のイラン、パキスタン、インド地域を支配する巨大勢力だった。その時代にフィロッコ、別名ターコイズマウンテンと呼ばれる都市が存在したという。フィロッコは、ユダヤ教徒、キリスト教徒、ムスリム教徒が平和に共存していた素晴らしい都市だったと言われている。しかし、その後ゴール朝は分裂により勢力をなくし、消滅。それに伴い素晴らしい都市、フィロッコの場所も不明となり、長年人々の好奇心を刺激してきたのである。

『ジャームのミナレット』は、そのフィロッコが存在していた証明になるのではないかという説が根強く残っている。これは、アフガニスタンの容易には到達できない場所に建てられたことも、理由のひとつだろう。また、8世紀もの間アフガニスタンという、地震も水害も多く、乾燥や猛暑に曝されるこの土地で、誰にも知られずに残っていたという事実だけを切り取っても非常に好奇心を刺激するミステリアスな塔である。

 現在『ジャームのミナレット』はユネスコの世界遺産としても登録されたが、水害などによる劣化が激しく、危機にある遺産として認定されている。伝説の都市を明かすきっかけになる可能性がある塔が、今度は歴史の中に姿を消してしまう、ということにならないことを祈りたい。


【2】エメラルド・タブレット

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※イメージ画像:『エメラルド・タブレット』

 錬金術ファンにとっては好奇心をかき立てられてしょうがないのが、錬金術の基本思想(あるいは奥義)が、記されたといわれる板、エメラルド・タブレットだろう。このタブレットは存在さえ確認されたことがなく、どの様なものであったかさえ定かではない。現存するのはいずれもその翻訳とされる文章のみだ。だが、そこには錬金術の神髄である『賢者の石』(卑金属を金に変える際に使用する触媒)に関する記述があると言われ、長年錬金術ファンの間で議論が交わされてきた。

 最初にエメラルド・タブレットが確認されたのは6世紀~8世紀のことだった。元々このタブレットは古代シリア語で書かれていたが、まずアラビア語に翻訳されたという。その後も多くのものがその存在に魅了され、日本語を含む多言語に翻訳し、錬金術の奥義をつかむべく、その謎の解明に挑んできたとされる。その中には、かのアイザック・ニュートンもいたと伝わっている。

 実態が確認されたことがないため、現在までに様々な噂や説が語られている。その起源についても、所見によっては1200年前、または3800年前などと大きな開きがある。しかし比較的統一されている情報としては、発見されたのはエジプトのピラミッドの隠し部屋内だということ、伝説的な錬金術師・ヘルメス・トリストギメスが関わっているということ、そしてこれが世界最古の書籍であるということ、だ。

 エメラルド・タブレットには、錬金術の基本原理とされる『As above, so below』(下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし)と、記されているという。この板の意味を理解することができれば、『賢者の石』の錬成に成功した後に錬金術の真髄に辿り着けるのかもしれない。

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