哲学的自殺の可能性はあるのか? 小4男児の不可解な首吊り事件とシュタイナー教育

 東京都日野市三沢にある「高幡山」と呼ばれる場所で10月26日、市内在住の小学4年生の男児(10)が遺体で発見された。全裸で、かつ両手足が縛られた状態だったが、第三者による介入の跡がないことから、警察では「自殺」との見方を強めているが、当然この結論に納得のいかない人は多く、ネットでもさまざまな意見が交わされている。


■男児は自殺なの?

哲学的自殺の可能性はあるのか? 小4男児の不可解な首吊り事件とシュタイナー教育の画像1画像は、「TOKYO MX」公式YouTubeより

 男児は26日午前11時ごろ、「遊びに行ってくる」と母親に告げて外出。

 26日は月曜日だが、前日に男児が通うNPO法人が運営する学校で学校祭が行われていたため、振替休日だったのだろう。しかし、夕方になっても帰宅しないことを心配した母親が警察に通報、捜索した結果、遺体で発見された。
 
 全裸の状態で、両手両足が縛られ、木にかけられた紐で首が吊られた状態。

 これだけを見れば、殺人事件の可能性を感じる。しかし、現場に男児以外の誰かがいた気配はなかったとのこと。近くに衣服があったが、抵抗した形跡もなかった。そして遺書もなかった。

 仮に、第三者の関与がない場合、「何かをしようとしていたが、誤って死亡してしまった」か、「何かの悩みがあっての自殺」のふたつの可能性がある。

 自殺の場合、何かの出来事が蓄積された結果ストレスがたまった、あるいは、直前の出来事が瞬間的に死を想起させた可能性が挙げられる。

 しかし、この男児の場合、ひとりで遊んでいたと考えられるので、直前に何かがあったとは考え難いといえるだろう。だとすれば、何らかストレスがあった可能性があるが、動機になるようなものは伝えられておらず、両親ともに「自殺は考え難い」という旨を証言している。

 しかし、自殺のきっかけとなるものが、いじめや虐待、体罰などの負の体験だけだとは限らない。男児の内面の中で、死について何かしらのイメージを抱いていた場合、しかもそれが無意識ならば、誰も知る由がないのだ。

 哲学的な悩みである可能性もあるが、だとすれば、亡くなった状態との関係があるのかどうかも気になるところだ。もちろん、自殺ではない可能性もある。何かの遊びの一環だったのかもしれないが、だとすれば、一体、何をしようとしていたのだろうか……?

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