「時速947kmの衝撃」研究者が捉えた“謎の発光体”、その正体はプラズマかUFOか? チリ・パタゴニアで前代未聞の記録

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 チリ南部のパタゴニア地方で、大学の研究チームが設置した自動撮影カメラが、科学者たちを「説明不能」と唸らせる不可解な謎の発光体を捉え、世界に衝撃を与えている。単なる奇妙な光ではない。その後の専門家による分析で、この物体が時速約947kmという驚異的な速度で飛行していたことが判明したのだ。

パタゴニアの奥地、真夜中に起きた「2秒間の奇跡」

 この前代未聞の出来事が記録されたのは、2024年1月21日の深夜0時22分。マゼラン大学(UMAG)の環境学研究グループ(GEA)が、プンタ・アレーナスの北54kmの人里離れた地域に設置した自動撮影カメラ(トレイルカメラ)が、異常を検知した。

 このカメラは、センサーが作動すると同時に3枚の写真を撮影するよう設定されている。そのわずか2秒というごく短い時間の中で、カメラは強烈な光を放つ物体が、明らかに下降しながら高速で移動する姿を3枚の写真に収めていた。

 研究チームの一員である生物学者アレハンドロ・クッシュ・シュワルツェンベルク氏は、テレビの取材に対し、その異常さを次のように語っている。

「カメラは公道からかなり離れた谷の端にありました。我々には説明のつかない光が現れたのです。カメラはセンサーが作動すると数秒のうちに3枚の写真を撮りますが、その短い時間の間に、最初は遠くに見えた光が、下降するようにカメラの正面に近づき、眩い光でカメラを幻惑させたのです」

 研究チームは、この光が動物や車両、その他この地域で通常見られるいかなる現象とも一致しないと結論付け、さらなる詳細な分析のために外部の専門機関に調査を依頼した。

「衝撃的」専門家が導き出した“マッハ0.7”という速度

 この謎を解明するため、画像はチリの民間航空総局(SEFAA)やUFO博物館、そして未確認航空現象の専門家たちに送られた。

 UFO研究家のフレディ・アレクシス・シルバ氏は、軌道、分光分析、地形データなどを組み合わせた技術的分析を行い、この発見を「mind blowing(衝撃的)」と評価。彼が明らかにした最も驚くべきデータは、物体の速度だった。なんと、時速約947km。これは音速に迫るマッハ0.7に相当する速度だ。

「これは、未確認異常航空現象の記録に分類されるものです」とシルバ氏は指摘する。彼は、この物体の正体について、「プラズモイド」である可能性を提唱している。プラズモイドとは、短時間だけ存在するエキゾチックなプラズマの一形態で、主にロシアの研究者たちによって研究されている現象だ。この仮説はまだ予備的なものだが、この目撃がいかに異常なものであったかを物語っている。

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「科学的調査で初めて」歴史的価値を持つ記録

 この記録の重要性は、その出所が「科学的な研究プロジェクト」であるという点にある。研究チームのロドリゴ・ブラボー・ガリード氏は、その歴史的価値を強調する。

「パタゴニアでこのような現象が起きたことは、過去の報告や記録からも知られています。しかし、科学的な調査の過程で記録され、プロジェクトを担当する学者によって公式に認められたのは、今回がおそらく初めてであり、極めて前例のないことです」

 この発見は、これまで偶然や不確かな情報として扱われがちだった未確認飛行物体の存在について、より真剣な科学的調査の必要性を示唆していると彼は付け加えた。

 この記録の科学的な信頼性の高さから、ラ・セレナUFO博物館の館長クリスティアン・リフォ氏は、この画像を博物館の展示に加えることを決定。「科学プロジェクトからこのような画像が提供されるのは異例のことです。このユニークな性格が、この記録に大きな重要性を与えています」と述べた。

 科学の目が偶然捉えた、時速947kmで飛ぶ謎の光。その正体は、未知の自然現象か、それとも我々の理解を超えた未確認飛行物体なのか。パタゴニアの空に現れたこの謎は、科学界に新たな扉を開いたのかもしれない。

参考:Coast to Coast AMCooperativa Ciencia、ほか

TOCANA編集部

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