イタチの肛門、クジラの死体、ハゲタカの嘔吐… 生物学者が選んだ「自然界最凶の悪臭7選」がヤバすぎる! “魂を壊す”ほどの悪臭も
今までに嗅いだことのある最悪の臭いは何だろうか? 魂が壊れるほどの悪臭に出くわしたことはあるだろうか? ある生物学者がTwitter上でつぶやいた「仕事上で嗅いだ世界で一番最悪な臭いは何だった?」という問いに、多くの生物学者から答えが集まった。専門家たちが自然界で出くわした最悪の臭いとは、一体何だったのか? 集まった沢山の意見の中から、7つの最凶悪臭を紹介する。
1. 腐敗したウミガメ
最凶の悪臭としてウミガメの死臭を挙げたツイートは多かった。体も大きく、丈夫な甲羅を持つウミガメは、死んで腐敗が始まってもすぐには形を失わない。浜辺に打ち上げられると、とりわけ夏場は強烈な悪臭を放つという。ある野生生物の専門家は、その臭いを「魂を壊す」ほどだったと例えた。また、死因を解明するためにウミガメを解剖したある専門家は、「胃の内容物を乾燥させた時の臭いが特にひどかった」とつぶやいている。
2. イタチ科の肛門分泌液
日本でもおなじみのイタチの肛門には、臭腺と呼ばれる器官があり、縄張りのマーキング時や外敵に襲われるなどした際に強烈な臭いを放つ液体を噴射する。その臭いの強烈さは「イタチの最後っ屁」なんて慣用句にもなっているほどだ。
ちなみに、ペットとして人気のフェレットもイタチの仲間なので、臭腺を持っている。販売される前に除去手術をするのが一般的であるが、犬猫と比べると獣臭のキツいペットだといわれている。
3. カエルの死体
両生類の死体も臭い。子どもの頃、捕まえたカエルを飼い始めたものの、すぐに死んでその死臭に思わず顔をしかめた記憶がある人もいるだろう。アメリカの両生類研究者は、死んだカエルの臭いについて、「カエルの死体が詰まったバッグを持って電車に乗ったら、混雑しているのに周囲が空いた」とつぶやいた。周囲の乗客もさぞ臭かったことだろう。
4. クジラの死体
クジラの死体の臭いも強烈だ。巨体は内臓から急激に腐敗を始め、周囲に悪臭を撒き散らす。日本では、しばしばクジラの遺体が打ち上げられるので、その臭いを嗅いだことがある方は多いかもしれない。
しかも、腐敗により体内に溜まったガスでクジラの死体が炸裂! なんて悲劇が起こることもある。有名なのは、2004年1月26日に台湾で起きた事例だ。海岸に打ち上げられたマッコウクジラの遺体を運搬中、台南市内の街中で突然爆発した。
この爆発は、クジラの解体作業中にもしばしば起こる。腹に刃物を入れた瞬間、ドロドロした血肉が勢いよく噴き出し、作業者も周囲も内臓まみれ……なんてことも珍しくない。
5. ハゲワシの嘔吐
ハゲワシはコヨーテなどに襲われると嘔吐して、悪臭と強酸の胃液を撒き散らす習性がある。吐瀉物は人間でも大変臭いが、死んだ動物の腐肉を食べるハゲワシのものなら、さらにひどい臭いがするだろう。また、病原性の微生物やウイルスまみれの腐肉を消毒するため、ハゲワシの胃酸は金属をも溶かすほどの強酸となっている。臭い上に危険な吐瀉物を撒き散らし、ハゲワシは捕食者から逃げるのである。
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