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画像は「THE Sun」より引用

 フィリピン・ルソン島南部ビコル地方に位置する「マヨン山」(標高2463m)では、1月13日から激しい噴火などの火山活動が続いているが、ネット上では災害以外の興味深い話題も取り沙汰されている。同17日に山頂の溶岩ドームが崩壊したが、そこから立ち上った黒い噴煙が、フィリピンの伝説に登場する“男女の姿”に酷似しているというのだ。写真は瞬く間にフェイスブックなどのSNSで世界中に拡散したが、フェイク画像ではないかと思った人も多かったようだ。だが筆者は、独自に調査した結果、問題の写真がフェイクなどでではないことを示す“決定的証拠”を見つけてしまったのだ――。

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画像は「ABS-CBN」より引用


■フィリピンを代表する“悲恋伝説”とは?

 早速問題の写真をご覧いただこう。マヨン山の山頂から立ち上る真っ黒な噴煙が、抱き合う男女の姿を形づくっている。そしてこの写真は、フィリピン人ならば誰もが知っている“ルソン島の悲恋伝説”を連想させるというのだ――。


 あるところに、ダラガン・マガヨンという美しい王女がいた。父は周辺一帯を統治する部族の長だった。美しい容姿と優しい性格の持ち主である王女には、多くの若者たちから求婚が相次いだという。

 ある日、川で水浴びをしていた時に溺れてしまった王女だが、パンガロノンという若い戦士に救出される。やがて2人は愛し合うようになるが、異なる部族間での結婚は許されなかった。やがて、長年にわたり彼女に求婚していたパトゥガという男が、「自分と結婚しないと父親は殺される」と王女を脅し、マガヨンは仕方なく彼と結婚する。

 その後、パンガロノンとマガヨンの部族間で関係が悪化、戦争が起きる。戦場でパンガノロンは弓矢で命を狙われるが、そこにマガヨンが割って入り、身代わりに射抜かれて絶命する。戦後、マガヨンが埋葬された土地には突然大きな山が出現、マヨン山となった。

マヨン山の伝説アニメ 動画は「THE Sun」より


 伝説には、細かな設定が異なるいくつかのバリエーションがあるものの、話の概要は上のようになる。山名の「マヨン」は、ビコル地方の言葉で「美しい」を意味する「マガヨン」に由来するといわれ、伝説の王女と同じ名前である。

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画像は「ABS-CBN」より引用

 フィリピンの若きイラストレーターであるカービー・ロザンヌ氏は、2017年10月にこの悲恋伝説を題材としたイラストを描いていた。そして、17日に噴煙が確認された時、ロザンヌ氏のファンであるニール・エドワード・ディアズ氏が、そのイラストを加工し、Neil Edward D. Diaz - Facebookに投稿したところ、あまりにも似ているとして話題になった形だ。

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コメント

1:匿名2018年3月 1日 16:50 | 返信

ネタ切れ気味なのは理解してあげるが、何を血迷ったんだ?
まあ、レンズ雲を「UFOが擬態しているに違いない」とか断言する連中よりは創造力があって良い。

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