ホワイトデーに読みたい 麗しき男女の愛! ~「笑っておくれ、愛しき我が妻よ」 ピンクのチュチュ中年男より~

 中年独特のたるんだ体。白髪まじりの頭、膨らんだ腹、胸毛。お世辞にも美しいとは思えない裸体にピンク色のチュチュだけをまとい、壮麗な風景のなかでポーズをキメる。その姿は正直、奇妙で滑稽だ。でも、単なるキワモノ写真のたぐいじゃない、不思議な暖かみと少しの憂い、純粋さ、そして、突き抜けた明るさと爽快感がある。

ホワイトデーに読みたい 麗しき男女の愛! ~「笑っておくれ、愛しき我が妻よ」 ピンクのチュチュ中年男より~の画像1画像は「The Tutu Project」より

 この写真は、ニューヨーク在住のフォトグラファー、ボブ・キャリーの手で撮影されたセルフポートレートだ。ボブはレクサスやマスターカードといった大手企業の広告写真も手がけるアメリカのフォトグラファー。そんな、今年55歳になる彼が自らの裸体をさらし、エキセントリックなコスチューム姿で作品を撮り続けるにいたった経緯には、彼の愛する妻、リンダを突然襲った不幸があった。

■運命の恋人……ボブとリンダの物語

 ボブとリンダが出会ったのは1986年のアリゾナ州フェニックス。大学を出たばかりの2人の初めてのデートはフェニックスの東の街、テンピへのドライブ。2、3時間の短い間だったが会話は自然と溢れ出し途切れることがなかった。そして、お互いに「運命の人」を感じた2人は自然と結ばれることになる。

「『私は彼のものになる』と思ったの。私と同じくらいアートを愛している人に出会ったのは初めてだった」(リンダ)

ホワイトデーに読みたい 麗しき男女の愛! ~「笑っておくれ、愛しき我が妻よ」 ピンクのチュチュ中年男より~の画像3画像は「YouTube」より

 結婚生活は幸せだった。リンダは妻として、そしてボブの仕事のマネージャーとして夫を公私ともに支えた。ところが2003年、2人に不幸が訪れる。リンダが乳がんの診断を受けたのだ。乳腺摘出手術や化学療法を受け一時寛解したものの2006年に再発。2人は再び絶望に淵に立たされる。

関連キーワード:, ,

人気連載

danger
イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

イタコ、霊媒、エロ祈祷…エログロナンセンスな超常現象ドキュメンタリー『恐怖・怪奇・悪霊 超常現象の世界』とは?

※こちらは2020年の記事の再掲です。 ――絶滅映像作品の収集に命を懸ける男・...

2024.02.27 08:00奇妙
青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

青酸カリで人を殺すのは意外と難しい。推理小説のトリックは概ね間違いだった!?

【ヘルドクター・クラレの毒薬の手帳 第1回、青酸カリ/後編】  ※本記事は2...

2024.02.07 08:00科学
【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

【毒薬の手帳】ググっても出てこない、青酸カリの本当の話

本記事は2015年に掲載された記事の再掲です。 【ヘルドクター・クラレの毒薬の...

2024.02.06 08:00科学
九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

九州地方で正月に行われていた飲尿儀式の伝統があった!?

※本記事は2018年の記事の再掲です。 【日本奇習紀行シリーズ】 九州地方 ...

2023.12.30 08:00奇妙
“神の領域”を見た超能力者「赤松瞳」人類を救うために彼女が残したものとは…

“神の領域”を見た超能力者「赤松瞳」人類を救うために彼女が残したものとは…

不思議ジャーナリスト・広瀬学が渋谷クロスFMのラジオ番組のレギュラー出演者にな...

2024.05.20 18:00スピリチュアル

ホワイトデーに読みたい 麗しき男女の愛! ~「笑っておくれ、愛しき我が妻よ」 ピンクのチュチュ中年男より~のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

トカナ TOCANA公式チャンネル